2014年10月31日金曜日

天皇賞(秋)スローペース・枠と脚質から考えられる勝負圏内の馬

こんにちは


天皇賞(秋)の枠順が決定しました。

有力どころでは

1番ジェンティルドンナ
5番エピファネイア
9番フェノーメノ
15イスラボニータ

皐月賞馬イスラボニータには厳しい枠となりましたが、周囲の馬の乗り方ひとつで誰が勝ってもおかしくないと個人的には思います。

まず、15という枠順ですが、最近の外枠の馬の実績はどうなんでしょうか?

2008年14番1着ウオッカ
2010年12番3着アーネストリー
2011年12番1着トーセンジョーダン
2012年12番1着エイシンフラッシュ


それよりも少し外ですが、見た目には問題なさそうにも見えます。


ウオッカ、トーセンジョーダンは中団外追走し、ハイペースの差し競馬になった。

エイシンフラッシュは中団内追走でポッカリ内が開いたところを突いた。

アーネストリーはスローの前目追走で、出していったのは最初の少しだけ



果たして上記のパターンに当てはまるのか?

まずハイペースは考えづらい。

今年は逃げ馬がカレンブラックヒルのみ。平均テン35.0秒前後で中団緩め傾向にあるので、ペース的には2009年、2012年(シルポートは無視)に近い形を想定。

エイシンフラッシュは5番人気で、そこまでマークされる存在ではなかったし、運よく内が開いた。

今回、イスラボニータは1番人気が想定されるため内に潜り込むのは難しい上に、最初から内に潜り込めるジェンティルドンナ、エピファネイアがいるのでそんな競馬はできない。

残されるはアーネストリーのように外を追走して直線早めに出て、粘るような競馬。

その競馬で一番の強敵となるのはフェノーメノ(蛯名)。この馬に先に仕掛けられるとさらに外を回らされるだろう。



そして少し疑っているジェンティルドンナですが、展開などには全く問題なく、昨年同様に2,3番手が取れると一番都合がよい。心配はサトノノブレス、ディサイファあたりがどこまでポジションを取りに来るか。前に割り込まれ、下がってきた馬に進路を締められるのが一番心配な枠だ。

ジェンティルドンナの取り捨てについて考える
http://honmei-aruku.blogspot.jp/2014/10/31-11-16-39-321-11.html

それを見ながらエピファネイアは競馬をするだけなのだが、一瞬の反応は決して速い方ではないため、ジェンティルドンナと仲よく進出なんかしていると、またトウカイパラダイスみたいな馬に一泡食わされるかもしれません。


そしてフェノーメノは順調に使えていないようで、いつも3戦すると2戦は好走するタイプで、ここで飛ぶか有馬で飛ぶか、きっちり仕上げてくれば鉄砲でも走ると思います。
この馬が一番いい枠を引いたのではないでしょうか?内を締めるも外を行かせぬもこの馬にかかっているように思います。



日曜日は降らない予想ですがおそらくパンパンの馬場ではやれないでしょうが、道悪にもならないでしょう。

現状では

フェノーメノ > ジェンティルドンナ > イスラボニータ > エピファネイア


こういう順で検討中です。


その他、私の想定する展開で圏内と考えられるのはデニムアンドルビー、スピルバーグ、くらいだと思います。

天皇賞(秋)ではスローでもハイペースでもコーナーで外を回してきた馬はまず来ません。

内で我慢させて、直線でスパートした先行馬、中団より前の差し馬がほとんどです。
また出遅れて突っ込んできた馬はペルーサ、ルーラーシップなどいますが、それくらいの格を持った追込み馬も見当たりませんので、実力馬が力を発揮できない時は内から経済コースを差してきた馬ではないでしょうか。



ジェンティルドンナの取り捨てについて考える


天皇賞(秋)② 血統からの視点

http://honmei-aruku.blogspot.jp/2014/10/blog-post_22.html

天皇賞(秋)① 近年のレースの復習と傾向

http://honmei-aruku.blogspot.jp/2014/10/blog-post_27.html






2014年10月30日木曜日

ジェンティルドンナの取り捨てについて考える

ジェンティルドンナの買い方について考えます。

まずジェンティルドンナが走った混合レースを振り返ります。

ジェンティルドンナの買い方について考えます。

まずジェンティルドンナが走った混合レースを振り返ります。
ジャパンカップ 3番人気1着
ドバイシーマ    1番人気2着
宝塚記念            1番人気3着
天皇賞(秋)          1番人気2着
ジャパンカップ 1番人気1着
京都記念           1番人気6着
ドバイシーマ    2番人気1着
宝塚記念           3番人気9着

左回りで3勝2連対、極端ですが右回りでは1勝もしていませんし連対もありません。

秋華賞でもハナ差までヴィルシーナに詰め寄られたし、右回り<左回りなのは間違いないでしょう。

そして最も得意とするのが、スローで流れたレースで前目につけ、11.3-11.8みたいなラップで上がるレース。

大きく綺麗に飛ぶようなタイプではないが、とにかく俊敏である。

中緩みしやすいジャパンカップを連覇したのは頷けるし、ハイペースの持久戦になった昨年の天皇賞秋で敗れたのも納得である。

今年はこれといった逃げ馬が不在で、ペースが昨年ほど上がりそうにない。よって速い上がりを必要とする得意な展開になりそうにも思える。

しかし、今年は同型とは言わないが、先行して器用に立ち回れるイスラボニータがライバルとして立ちはだかる。

そして4歳で天皇賞を勝った牝馬にはブエナビスタ、ウオッカがいるが、ともに5歳では4着、3着と連対もできなかった。

何が言いたいかというと、そろそろジェンティルドンナも大事な場面で飛ぶ時期が来たのではないか?

最近の戦績を見ても、以前は休み明けだろうが、右回りだろうが一応の格好はつけてきた。
しかし、今年に入ってからは休み明け、帰国初戦では着外に敗れている。

年齢を重ねるにつれて、ストライクゾーンの幅が狭くなったのではないかと、そうも考えられる。

そして、今年の最大の目標は前代未聞のジャパンカップ3連覇ではないか?
おそらく、天皇賞→ジャパンカップで今年のレースは終わりだろうと考えられるため、初戦の天皇賞を全力で取りに行くよりも2戦目のジャパンカップにピークを持っていくのではないか?

そう考えると、ここはそろそろ疑って美味しい時期ではないか?

疑うというのは、頭では買わない。連に絡まない。前が詰まって掲示板までというくらいの想定で大敗は正直考えにくいですが。



2014年10月29日水曜日

スワンステークスの傾向 逃げ馬が鉄板!?

スワンステークスの傾向

スワンステークスの傾向としまして、シンプルに逃げ馬が強い!ということが挙げられます。

過去5年間の逃げ馬
2009 マイネルレーニア9番人気10着
2010 ジョーカプチーノ10番人気3着
2011 ジョーカプチーノ3番人気2着
2012 テイエムオオタカ6番人気2着
2013 コパノリチャード8番人気1着

人気薄にも関わらず、4年連続で馬券に絡んでいます。
これは秋華賞や菊花賞を見てもわかるように、この時期の京都競馬場の時計は速く、内ばかりが伸びるため、外を通った馬は間に合わず、逃げた馬にはとても有利な馬場状態にあります。

となると今年は誰が逃げるのか?

気になりますが、

前走逃げた馬を馬柱から探すと

ミッキーアイル
タガノブルグ

2頭が該当します。

おそらくミッキーアイルが逃げる展開になると思います。

1番人気を注目馬に挙げるのもなんだか申し訳ありませんが、脚質的にも申し分ないのはミッキーアイルですね。(^_^;)

2014年10月28日火曜日

天皇賞(秋)② 血統からの視点

天皇賞を血統からの視点で傾向を見ていこうと思います。

全体と傾向として父サンデーサイレンス系の馬がそこまで勝っていないということ。

2013 ジャスタウェイ
2012 エイシンフラッシュ
2011 トーセンジョーダン
2010 ブエナビスタ
2009 カンパニー
2008 ウオッカ
2007 メイショウサムソン
2006 ダイワメジャー
2005 ヘブンリーロマンス
2004 ゼンノロブロイ

過去10年で5頭、それ以外の馬はまったくサンデーを持たない非SS馬。
東京のレースの割にサンデー系の馬が勝ちきれないのです。

ダービー、オークス、ジャパンカップ、ヴィクトリアマイルで上位を占めるディープインパクト産駒がここではジェンティルドンナしか絡んだことがないというのもポイントでしょうか。

これは厳しい展開になった時に優れた瞬発力を持つディープインパクト産駒よりも持久力のある非SS系が台頭するという傾向の現れではないでしょうか?

今年出走を予定しているディープインパクト産駒

ジェンティルドンナ
デニムアンドルビー
サトノノブレス
ディサイファ
スピルバーグ
マーティンボロ

今年出走を予定している非SS馬

トーセンジョーダン
ヒットザターゲット
アスカクリチャン

この中から穴馬を期待したいところですが、残念ながら予想オッズでも18.12.19番人気となっている人気薄ばかり。

少し範囲を広げ、父がサンデー系ではない馬

マイネルラクリマ
エピファネイア

この2頭ですが、エピファネイアはシンボリクリスエス産駒ですが、体型や距離適性を見ると、母シーザリオに似て、どちらかというとシンボリクリスエスよりはスペシャルウィークっぽい馬です。

今年は非SSにこだわらず、持久戦に強いサンデーという視点で行った方がいいのかもしれません。

2014年10月27日月曜日

天皇賞(秋)① 近年のレースの復習と傾向

今週は天皇賞(秋)

傾向と近年の流れを復習しておきましょう。

昨年はトウケイヘイローがかかり気味に飛ばし、なかなか前半から速いペースの前傾ラップとなり、磐石と思われた1番人気ジェンティルドンナは2番手追走が仇となり、ジャスタウェイに差し切られた。この時ジャスタウェイはG1初制覇。ゴールドシップ、トウケイヘイローは着外に沈んだ。

2012年は逃げたシルポートを無視する形で、後続はスローペースの緩い流れとなり、直線での瞬発力勝負となった。超スローのダービーを勝ち、超スローの有馬でも連対したエイシンフラッシュがポッカリ空いた内を突き、スルスルと抜け出した。完全なる勝ちパターンであったフェノーメノは2着。出遅れが響いたルーラーシップが3着。

2011年はこれもまた超ハイペースのレース展開。逃げるシルポートをビッグウィークが追いかけ、一団で速い流れとなる。それをまとめて差し切ったのがトーセンジョーダン。差がなくダークシャドウが流れ込み、ペルーサが3着。差し追込みがハマる展開となった。ブエナビスタは前目につけ、直線では持ち出す場所がなかったため、4着。

2010年はやや緩めの展開で、ブエナビスタが圧勝。出遅れたペルーサは画面に映らないような位置から豪快な追込みで2着に食い込んだ。3着にはアーネストリー。

2011年はそこまで厳しい展開ではなく、カンパニーが8歳でG1初制覇を果たす。2着にスクリーンヒーロー、3着にはウオッカ

2010年は有名なウオッカ、ダイワスカーレット、ディープスカイの直線の叩き合い。緩めず逃げるダイワスカーレットだが、直線でウオッカに並びかけられても二の脚を使って並んだままゴール。当時のレコードタイムとなった。このレースに於いて、逃げて連対したのもダイワスカーレット以降は一頭もいない。




簡単ですが、近年の天皇賞(秋)のはこのような感じです。
まず目につくポイントを挙げると


・展開が緩い時と厳しい時が極端である。
・レコードが出やすい高速馬場
・3歳馬の活躍が少ない
・逃げ馬はほとんど絡まない
・近年、海外遠征が多く、有力馬が集まりにくい
・1番人気の信頼度が高い
・展開がハマれば出遅れても馬券になることがしばしば

2014年10月20日月曜日

秋華賞 レース回顧

こんばんは

毎週、月曜日は予想したレースの簡単なレース回顧を書きたいと思います。

秋華賞は3番人気のショウナンパンドラが内から脚を伸ばし、1番人気ヌーボレコルトをしのぎました。

タイムは1:57.0のレコード。
ラップタイムは34.5-47.2-35.3 淀みなく流れ、逃げたペイシャフェリスを先頭に先頭集団と2番手集団で道中ははっきりと馬群が分かれる縦長の展開。

厳しい展開となり先行勢は総崩れとなりました。2番手集団は前から順にショウナンパンドラ、ヌーボレコルト、タガノエトワール。馬券になった3頭です。

この高速馬場が示すように、追い込み勢には厳しい馬場であり、先行馬には厳しいペースだった。

馬券になった3頭は結果的にいい位置取りで運んだと言えるし、コース取りの差でヌーボレコルトをしのいだ浜中ジョッキーはリスクを恐れぬ好騎乗でした。

ディープ産駒はこれで3年連続連対。
来年以降もスマートレイヤー、ショウナンパンドラのように重賞実績が薄くとも十分に活躍が期待できるかもしれません。

2番人気のレッドリヴェールは本調子でないと言えばそこまでですが、振り返ると泥んこの札幌で重賞を勝ち、暮れの阪神でG1勝ち。高速馬場よりは力のいる馬場向きなので、ここは割引だったかもしれません。

2着ヌーボレコルトについて、勝てないかも知れない。というのは最初の予想で書きましたが、ハーツ産駒自体が京都で勝ちきれていないという事実もあります。
重賞を勝ったのは産駒ではカポーティスターだけです。

そうすると、菊花賞のワンアンドオンリーも少し心配になってきますが(^_^;)


明日以降は富士Sと菊花賞について書こうと思います。

2014年10月19日日曜日

秋華賞予想2 穴馬はこの産駒から

おはようございます。


秋華賞の予想に入ります。

昨日は簡単に終わってしまいましたが、少しずつ絞っていきたいと思います。




①逃げ馬

逃げ馬が残りやすいかどうかというのも馬券を取る上でのポイントです。
最近の秋華賞で3角までに先頭に立った馬で馬券になったのはダイワスカーレット、プロヴィナージュ、ヴィルシーナの3頭。

ダイワスカーレット、ヴィルシーナは2番人気、プロヴィナージュは16番人気。

ダイワスカーレットは説明不要の名馬なので多くは語りませんが、プロヴィナージュ、ヴィルシーナの年はテン3Fが35.0秒、36.5秒と入りがかなり遅いスローペースでした。

今年はペイシャフェリスやマイネグレヴィルなど逃げ馬が揃い、淀みない流れをつくることが予想されるので、逃げ馬で人気馬はいませんし、軽視したいと思います。


②サンデー系

私はサンデーサイレンス(以後、SS)を持つ馬、持たない馬(以後、非SS)のどちらが絡みやすいレースなのかどうかを結構重視します。


秋華賞では過去5年絡んだ非SS馬はアパパネとリラコサージュのみ。
どちらもkingmamboを持ちます。

出走馬の中でSSを持たない馬はディルガのみ。

基本的にはサンデーの土俵ということになりそうです。


③Haloクロス
Haloクロスおよび相似クロス(Drone,Red God,Sir Ivorなど)を持つ馬は小回りで立ち回りが巧い馬が多く。ヴィクトワールピサやロジユニヴァース、ヴィルシーナなどが代表例。
今年はレーヴデトワール、バウンスシャッセ、リラヴァティ、今年はいずれもゼンノロブロイ産駒ですね。ここに絡んだロブロイ産駒はアニメイトバイオがいます。


④外回り専門疑惑の差し馬
近年絡んだ人気薄も遡るときちんと内回りコースを勝ってきましたが、今年の出走馬で外回りばかりでしか結果を出していない馬がいるか探してみます。

大雑把で申し訳ないですが、元々実績の少ないところや新馬未勝利は除き、ブランネージュ、ヌーボレコルト、マーブルカテドラル、ショウナンパンドラ、アドマイヤビジン、サングレアルあたりが該当します。


⑤結論
残すはレーヴデトワール、バウンスシャッセ、レッドリヴェール、タガノエトワール、パシフィックギャル、ハピネスダンサー、オメガハートロック、リラヴァティ、セウスアズール

このあたりとヌーボレコルトの馬券を買いたいところです。



2014年10月18日土曜日

秋華賞予想1(ヌーボレコルトに死角あり?)【ブログ再開のお知らせ】

こんにちは。K太です。

しばらくの間休んでおりましたが、心機一転、新しいブログで再スタートすることにしました。

以前のブログでは血統を中心に色々と書いておりましたが、馬券の買い目や的中実績などの報告は控え目にして、導き出したデータや予想のストーリーにこだわり、より中身を重視したブログになればと思います。

毎日更新とはいかないでしょうが、以前のような頻度で更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします。







まずは明日の秋華賞から

オークス馬ヌーボレコルトに偏ったオッズとなっておりますが、

ここ最近で勝った1番人気はアパパネジェンティルドンナだけなんです。

そう。3冠牝馬の2頭です。


ウオッカブエナホエールキャプチャは3着に敗れているのです。

この3頭は東京でG1を勝ってきた馬でもあります。

そうすると、ここまでデビューから東京、中京、阪神外と外回りの大箱ばかり使ってきたヌーボレコルトにも死角があるとは思いませんか?


こういう時においしいのはヌーボレコルト以外の単勝や馬単。それも頭に入れておきましょう。





次に穴馬も探してみましょうか。



まず近年絡んだ人気薄を復習

2008年 11人1着ブラックエンブレム
2008年 8人2着ムードインディゴ
2008年 16人3着プロヴィナージュ
2010年 6人2着アニメイトバイオ
2011年 7人2着キョウワジャンヌ
2013年 15人3着リラコサージュ

ほぼ毎年のように人気薄が絡んでいますよね?

6~8番人気あたりがおいしいかもしれません。

現在のオッズはレーヴデトワールバウンスシャッセマーブルカテドラルが該当します。


次に枠順では内枠から穴が出ているようです。

ブラックエンブレム 4番
ムードインディゴ  1番
キョウワジャンヌ  1番
アロマティコ    2番

1 ブランネージュ
2 レーヴデトワール
3 バウンスシャッセ
4 ヌーボレコルト



先程のちょうどいい人気薄2頭も該当しますね。

2頭とも小回りの中山での勝利があり、G1でも掲示板に入った馬

中穴筆頭にこの2頭を挙げたいですね。

とりあえずレースまでに、もう一度更新したいと思います。


続く



注目馬

バウンスシャッセ
レーヴデトワール