2015年12月23日水曜日

有馬記念展望① ~今年はこんな有馬記念になる~

たいへんご無沙汰しておりますが、有馬記念の前に久々の更新です。



今年の中距離古馬戦線は主役不在の状態が続きましたが、有馬記念でもその状況は変わらない。

オルフェーヴルやジェンティルドンナやブエナビスタのような絶対的な馬がいない。
「一番強い」と言えるのはGⅠ6勝馬ゴールドシップだが、強さと脆さが隣り合わせという馬だけに軸にするには少々怖い。
3歳時には菊花賞、有馬記念と近年稀なハイペースになり、自然と展開に恵まれたことで、脆さが露呈しなかった。4、5歳時には展開と馬場という弱点が露呈して、不向きな平坦コースや高速馬場では力を発揮できなかった。6歳の今年は気性的な問題で走らないことが増え、致命的な出遅れや、押しても進んでいかない。そういうレースが増えた。



この有馬記念も「得意の中山」、「引退レース」ということで馬券は売れるだろうが、他の馬から入ってみたいと考える。



ということで、ゴールドシップ以外から、有力馬を探ってみる。



注目ポイントは臨戦、実績、位置取り、展開。
順に考えていきましょう。



まずは臨戦


登録馬の臨戦

ゴールドシップ JC
ラブリーデイ 京都大賞典→天皇賞→JC
キタサンブラック セントライト→菊花賞
ショウナンパンドラ オールカマー→天皇賞→JC
マリアライト オールカマー→エリザベス

ルージュバック エリザベス
ラストインパクト 天皇賞→JC
ワンアンドオンリー京都大賞典→天皇賞→JC
リアファル 神戸新聞杯→菊花賞
サウンズオブアース 京都大賞典→JC

ヒットザターゲット JC 
オーシャンブルー オールカマー→金鯱賞
アルバート 本栖湖→比叡→ステイヤーズ
アドマイヤデウス 天皇賞→JC
ゴールドアクター オクトーバー→アルゼンチン
ダービーフィズ 天皇賞→JC


この秋、古馬G1を勝ったラブリーデイショウナンパンドラはともに春までは、ひいき目に見ても「主役級」の馬ではなかった。そう、この秋で結果を出してようやく「主役級」に上り詰めてきた馬たちだ。
その証拠に、ラブリーデイ、ショウナンパンドラは王道である秋古馬3冠に絞ったローテではなく、前哨戦を使って天皇賞(秋)やジャパンカップを目標に馬を作ってきた。そのため有馬記念は惰性と言っても間違いではない。秋4戦目となるため、疲れが見えてここで凡走してもまったく驚けない。ともに距離延長で味が出るタイプには見えないので、ここは前走よりは印を下げたい馬だ。ただし3連系のヒモには買いたい。


上記2頭に対し、
「余力のある馬」を探すと、

ゴールドシップ 叩き2走目(中山替)
サウンズオブアース 3走目(適距離に絞った余裕あるローテ)
ヒットザターゲット 叩き2走目

ゴールドシップは信頼しないと言ったばかりなので、東京でキレ負けしたサウンズオブアースに注目したい。



また、どういう実績があるといいのか?

有馬記念は中山2500mで行われる。活躍馬の傾向として、同じ中山の2200m、2500m重賞の勝ち馬は有馬記念でも結果を出している。

AJCC、日経賞(アドマイヤデウス)、セントライト記念(キタサンブラック)、オールカマー(ショウナンパンドラ)、有馬記念(ゴールドシップ)。これらのレースを勝った馬には少々注意。

ここではキタサンブラックアドマイヤデウスが挙がります。

アドマイヤデウスはずっと外枠が続く不運もあり大敗続きだが、東京の連戦より、実績ある中山にかわるのは歓迎です。


次に位置取りという点で見ていきましょう。


過去10年の勝ち馬の通過順と、枠順。

開催年 枠順  勝ち馬名  通過順

04 ①ゼンノロブロイ 2-2-2-2

05 ⑩ハーツクライ 3-4-4-3

06 ④ディープインパクト 12-12-11-11

07 ③マツリダゴッホ 3-3-3-2

08 ⑭ダイワスカーレット 1-1-1-1

09 ⑨ドリームジャーニー 15-15-14-8

10 ①ヴィクトワールピサ 4-4-2-2

11 ⑨オルフェーヴル 11-10-8-5

12 ⑬ゴールドシップ 16-15-14-10

13 ⑥オルフェーヴル 13-13-12-2

14 ④ジェンティルドンナ 3-3-3-2

過去10年の中で4角10番手以降の馬はディープインパクトとゴールドシップのみ。
他の8頭は8番手以内となっています。さらにそのうちの5頭は3番手以内。かなり先行有利なレースです。

今年の登録馬の予想通過順。

逃げ
リアファル

好位
ラブリーデイ
キタサンブラック

先行
ワンアンドオンリー
ゴールドアクター
アドマイヤデウス

差し
サウンズオブアース
ルージュバック
ラストインパクト
アルバート
ショウナンパンドラ
マリアライト
ダービーフィズ
オーシャンブルー

追込
ヒットザターゲット

捲り
ゴールドシップ




単純に3番手以内という事を考えると
リアファルラブリーデイあたりが挙げられます。

またオルフェーヴルやドリームジャーニーのような捲りという事なゴールドシップ




次に展開ですが、

リアファルがおそらく逃げるでしょう。時折、逃げ馬不在だと条件戦のようなラップが刻まれ、暮れの中山で上がり34秒台の決着が見られます。今年はリアファルがいますし、ゴールドシップが捲るはずなので、そんな展開にはならないでしょう。

スローにならないことを想定すると、過去にスローの有馬記念で活躍したトゥザグローリーやトゥザワールド、ジェンティルドンナみたいなタイプは必要ないように感じます。
反対にどういう馬を狙うべきか?ゴールドシップが捲りきる展開になると、先行馬全滅になることが多いため、内の2,3列目から差してくる馬。できれば上がりがかかった方がいいタイプの馬です。
今年の出走馬だと、サウンズオブアース、ワンアンドオンリー、キタサンブラック、ルージュバックこのあたりが内目の枠を引いたら狙いたいですね。


まとめとして、今年はリアファルが逃げ、ゴールドシップが捲ることが予想されます。ペースとしてはややスロー~ミドルペースを3角からペースアップする厳しい展開。先程10年に5回は1~3番手の馬が勝っている。と書きましたが、今年はそこに当てはまらないレースになると考えます。よってスタミナのある馬を中心に先行馬を頭では買わず、適性距離が2400m以上の馬を狙います。ゴールドシップが勝つか負けるかはわかりませんが、必ず内から差してくる馬はいます。そしてゴールドシップの後ろから3着を拾う差し馬も飛び込んでくるでしょう。

枠順が出るまでは判断が付きませんが、

☆キタサンブラック(内差し得意、セントライト1着、皐月3着、菊花賞馬)
☆サウンズオブアース(菊花賞2着、前走キレ負け、余力あり)
☆ワンアンドオンリー(上がり競馬得意、復調気配)
☆ゴールドシップ(ゴールドシップ)
☆アドマイヤデウス(今春中山GⅡ連勝)


おまけとして、昔からよく言っている「ゴールドシップが勝つと2,3着にはトニービンが来る理論」で行くと…

1着した重賞の一部

天皇賞(春)
1着ゴールドシップ
2着フェイムゲーム 父ハーツクライ

阪神大賞典

宝塚記念
1着ゴールドシップ
2着カレンミロティック 父ハーツクライ

阪神大賞典
1着ゴールドシップ
2着アドマイヤラクティ 父母父トニービン
4着サトノノブレス 母父トニービン

阪神大賞典
1着ゴールドシップ
2着デスペラード 母父トニービン
3着フォゲッタブル母父トニービン

有馬記念
1着ゴールドシップ
3着ルーラーシップ 母父トニービン

神戸新聞杯
1着ゴールドシップ
2着ロードアクレイム 母父トニービン


スタミナの問われる展開で一緒にくることが多い。ということです。
参考に有馬出走予定のトニービン

ワンアンドオンリー(父ハーツクライ)
アドマイヤデウス(父アドマイヤドン)
アルバート(父アドマイヤドン)
ダービーフィズ(父ジャンングルポケット)










2015年5月16日土曜日

京王杯はダイワマッジョーレの相手探しから…

更新できぬまま随分と時間が経ちました(^^;;

昨年はこうなこと考えていたなぁ。

と振り返れるように、簡単でもいいので書くことにします。



京王杯SC

◎ダイワマッジョーレ
⚪︎サトノルパン
▲エールブリーズ
△ダンスアミーガ

今年のメンバーはそんなに強くない。
ダイワマッジョーレのベストは1400m外。
展開云々はあるけど、この馬の相手探しでいいレース。

内に入ったフジキセキは買え。という格言がありますので、昨年3着で、なおかつ東京と1400に強いエールブリーズを単穴。

バクシンオー×サンデーは1400でよく来るし、ヴィクトリアよりこっちを選んだダンスアミーガを買いたい。

2015年3月21日土曜日

フラワーC、ファルコンS 予想

フェアリーS

フェアリーS連対組が今年は人気している。

ここ最近、フェアリー→フラワーで両方馬券になったのはコスモネモシンだけ。

フェアリーSはサンデー系が活躍するレースだが、フラワーCはロベルト系の土俵。

フェアリーS上位馬をそのまま買うのも考えものだ。

サンキューアスクやシングライクバードなどのシンボリクリスエス牝馬でも足りるレース。

母父リアルシャダイのオウケンサクラやブライアンズタイムを持った馬もよく馬券になる。

そして、先週からパワーの問われる差し馬場。先行馬逃げ馬が揃っただけに、差し馬から入りたい。

血統だけでは決まるものでもないが、シンボリクリスエス産駒のエグランティーナを買いたい。

相手は差し、捲りをということでワイドで相手を広く買いたい。

◎エグランティーナ
○ロッカフラベイベー
▲ローデッド
△ディアマイダーリン
△ホワイトフーガ
△ジャポニカーラ
△ノットフォーマル



ファルコンS

このレースも掴みどころがない。難しいレース。

中京の先週は内有利、今週はそれが変わってくるかどうか。

ロベルト、グレイソヴリン、クロフネ…その辺りを買いたい。

◎ヤマカツエース
○レンイングランド
▲ケツァルテナンゴ
△フミノムーン

2015年3月18日水曜日

阪神大賞典 雑感

久々の更新になります。

今週は4重賞ありますが、まずは阪神大賞典。

ゴールドシップ、トーホウジャッカルの菊花賞馬対決で注目されています。

過去にもゴールドシップの連覇を含め、ナムラクレセント、オルフェーヴル、バンデ、フォゲッタブル、アサクサキングスなど、菊花賞に実績のある馬が馬券になっている。
これは2強には追い風である。

他に馬券になっている馬に多いのはそれっぽい血統を持っている馬がちゃんと馬券になっているレースである事。

ディクタス、ロベルト、母父トニービンなどのステイヤー血統である。

父でいうとステイゴールド、ハーツクライ、ダンスインザダークなどである。

今年はそれっぽいステイヤーはトーホウジャッカルくらいで、その他のメンバーではステイヤーというよりは中距離馬が多数を占める。

母父にクリスエスを持つメイショウカドマツはダイヤモンドS3着の実績があるが、内で溜めてギリギリ残した3着。

牝系にリアルシャダイを持つラブリーデイは重賞連勝で勢いがあるが、目黒記念やアルゼンチンではもう一つであるところを見ると、3000mへの延長はプラスではない。

それっぽい血統ではないが、菊花賞4着の実績があるラストインパクト。日経賞3着もあり、決してステイヤーではないが、金鯱賞でみせたように急坂をものともしないパワーとレコードを出すスピードを兼備したディープ産駒である。成長力という点で2頭に続くのはこの馬ではないだろうか。



一昨年は上がりのかかる展開となって、捲りきったゴールドシップ。

昨年はスタートから先行策で、上がりの速い展開も、ものともしない圧勝。

阪神大賞典は上がりの速い展開になる方が少ないレースです。
万が一ゴールドシップが負けるならば、スタートが悪く最後方から3角で捲る形となり、速い上がりに対応できずに伸びない。
今では見慣れた定番の負けパターンですね。

そういった展開ならば上記に挙げたトーホウジャッカル、ラストインパクトの決着があるかもしれません。

2015年3月7日土曜日

オーシャンS パワー型の追い込み狙い

オーシャンSは前傾ラップになりやすいレースで、持続力のあるタイプが馬券になりやすい。
サクラゴスペル、ダッシャーゴーゴー、レッドスパーダなど1400もこなせるタイプがよく走るレースでもある。

逃げ馬よりも差し馬を重視するレースなので、ハクサン、フギンなどは軽視したい。

これといった有力馬がいないので、中山だから狙える馬。を狙いたい。

中山ということで気になるのはアフォード、ショウナンアチーヴ、サクラゴスペル、スマートオリオンなど。

現在の馬場状態を見ると外<内を積極的に買いたい。

またパワー型のワキノブレイブ、外枠だが、確実に脚を使うベステゲシェンクを相手に。

◎アフォード
○ワキノブレイブ
▲ベステゲシェンク
△ショウナンアチーヴ

チューリップ賞 必死の権利取りで飛んでくるのは?

チューリップ賞

チューリップ賞は桜花賞トライアルの中でも最も王道なレースであり、過去にはブエナビスタやアパパネやハープスターなど、ここをステップに桜花賞を制している。
コースも本番と同じ阪神1600。

しかし、両レースは展開と傾向に少し違いがあるため、そのあたりに注目したい。

ここ8年間の両レースの平均ラップを
比べてみた。

桜花賞               
34.8-23.8-35.2
チューリップ賞 
35.7-24.7-34.7

このラップを見る限り、桜花賞では持久力をチューリップ賞では瞬発力が問われるレース。

と、考えられる。伏兵の逃げ馬が残るのもチューリップ賞で、サクラミモザ、リラヴァティなどが、過去にも穴をあけている。

今年はそれっぽい逃げ馬が見当たらず、それっぽい先行馬はクルミナルくらいだろうか。

チューリップ賞において、先行して速い脚が使えるのは心強い。今年は有力馬にも出遅れ癖のある馬が数頭おり、ポジション的にもアドバンテージがある存在である。

次に注目したいのが賞金。
そこそこ重賞にも顔を出しているのに、賞金が足りない…という馬が必死で権利を勝ち取りに来るのがトライアル。

レッツゴー、ココロ、クルミナル、コンテッサは桜花賞出走には十分な賞金があるので、ここをメイチに仕上げてくることはない。

そろそろ勝たないとヤバイのがロカやアンドリエッテ。

強めの調教に鞍上デムーロは本気の表れだろう。
ロカは溜めて弾けるタイプだと思うので本番よりここの方があっている気がするし、外枠も競馬しやすいだろう。

有力先行馬に必死の権利狙い

◎クルミナル
○ロカ
▲レッツゴードンキ
△ココロノアイ




2015年3月1日日曜日

阪神1400はシンプルに買うのが吉 阪急杯


阪急杯、阪神Cと言えば、阪神1400のスペシャリストだったサンカルロが思い出される。

過去5年間にわたり、この路線を守ってきた番長であり、続く高松宮記念でも2着2回。と、本番でも結果を出してきた。

昨年まではサンカルロという正確な物差しがあったが、今年は不在。

G1で馬券になってはいないが、「阪神1400」に実績のあったスプリングサンダーやマジンプロスパーなどもきっちりここでは馬券になっており、シンプルにここも阪神1400に実績のある馬をそのまま買いたい。

特段に阪神1400がいい。という馬はマジンプロスパーしか見当たらないが、今年で8歳のマジンプロスパーに過度の信頼は置けないので、人気だが、阪神1400(1-1-0-1)、重不稍(2.0.0.0)のコパノリチャードが大本命。

そして、阪神巧者であるオリービン、重不良もこなせるダイワマッジョーレも候補だが、妙味を狙うなら重不良で馬券にはなっていないが人気より走っているエールブリーズ。
1400実績は(5.5.3.1)で、ほぼパーフェクト。内枠でマイルからの短縮。この馬が一番おいしい馬に感じる。

◎コパノリチャード
○エールブリーズ
▲オリービン
△ダイワマッジョーレ


もう一つは

中山記念
◎ロゴタイプ
○イスラボニータ
▲タガノグランパ

仕上げと目標的にイスラボニータ、ヌーボレコルトは下げたい。

2015年2月21日土曜日

ダイヤモンドS 危ない1番人気を切ってみる

ダイヤモンドS

1番人気のフェイムゲームはここでは実績上位のステイヤーだ。しかし、大外枠。
枠自体が不利という訳ではなく、この馬自体の外枠成績が極端に悪い。10〜18番の成績(0.0.0.8)
1〜9番の成績(4.0.1.1)

このように極端な成績。
ステイヤーなだけに適鞍が少なく、中距離でスピードを問われる事に無理があるのは仕方ないが、距離だけの問題ではないのではないか?

ここは少し下げてみる。

今年、注目したい血統はエリシオ。

記憶に新しいのはアドマイヤラクティ、ノスモヘレノス、アドバンテージ等。

東京の長距離戦ならばトニービンを重視したい気もするが、今年は微妙なメンツ。
ディープ×エリシオのファタモルガーナに注目。


◎ファタモルガーナ
○ラブイズブーシェ
▲タニノエポレット
△ステラウインド

2015年2月18日水曜日

先週の復習(クイーンC、共同通信杯、京都記念)

先週の復習(クイーンC、共同通信杯、京都記念)

まずはクイーンCから。ダノングラシアスが緩めずに逃げて例年にないハイペースで進んだ。レコードのおまけ付き。人気馬で決まったように展開による有利不利なく、実力通りに決まった。内容としては大幅な馬体減にも関わらず、勝ちに等しい内容で2着したミッキークイーンが一番強く見えました。無傷の3連勝となったキャットコインはステゴ産駒らしく持続的な脚に味があるタイプ。3着ロカはスローでこそ味が出るタイプに感じるので、タイトなペースよりはスローが向いている気がする。


次に共同通信杯

ペースはやや中間緩んだものの、テンからそこそこ流れた割に上がりの速い切れ味が問われる展開となった。

ドゥラメンテは外から馬が来た時にかかってしまいましたが、それでも直線はしっかりと伸びてきました。最後こそインからスルスルとリアルスティールに差されてしまいましたが、賞金を加算できたのは大きいし、器の大きさを示してくれた内容でした。

◎アヴニールマルシェはスタートから出足がつかず、後方2番手からの追走。ソールインパクトも後方から。
上がり33.9秒を使って0.5秒差の5着ですからアヴニールマルシェは単純にあの位置からでは厳しかったと、ソールインパクトは実力上位だとは思っていなかったので、人気馬がコケた時に前にいればというイメージでした。アヴニール以上に、あのポジションでは何もできません。

全体の時計は速いので、これがハイレベルを示すのか?それとも新馬勝ち、500万勝ち中一週の馬にあっさり負けてしまうのを見るとアヴニールやソールインパクト等、京成杯や東スポ杯組のレベルはどうだったのかと考えさせられます。

京都記念

スローで進み、逃げた馬(スズカデヴィアス)、小回りの得意な回転の速い馬(ラブリーデイ)を捕まえられずに人気の追込み馬が飛ぶ。
まさに例年通りの結果になりました。

キズナ、ハープスターはG11勝馬ですが、共に実績よりも人気が先行するタイプでもあります。そして脚質は追込み。得意なペースは異なりますが、このレースの流れなら最速の上がりでハープスターが飛んでくる。

そういう結果をみな望んでいたと思います。

しかし直線に入ってもハープは伸びて来ないどころか前の馬を捕まえられない。これは仕上がり云々でなく、今までと違う競馬で戸惑っていたようにも感じますし、直線で競馬していない可能性の方が高い気がします。原因はどこにあったのかわかりませんが、今後どのような位置で競馬をするのかハープに注目です。

キズナは元々、速い上がり<持続戦に向いているタイプですので、スローなら差し損ねる事は考えられました。しっかり脚を使っているので悲観する内容ではありません。

簡単ですが、この辺で。
今週は2015年のG1開幕。
楽しみですね。

2015年2月15日日曜日

京都記念、共同通信杯 今日は両重賞ディープで

昨日は散々な結果でしたが、今日は少ない点数で的中させたいところです。


京都記念

キズナとハープスターの2強対決。

紛れる馬場やコースではなく、頭数も11頭と少なめ。
これといった逃げ馬不在で予定調和のスロー濃厚のため、純粋な瞬発力勝負となるだろう。

メンバーを見ても追込み馬が多数を占める。一番早い上がりを使うのはもちろんハープスター平均上がり3Fは33.9。次がキズナ34.2。
問題はその次だが、トウシンモンステラ34.4。

実力馬がギリギリまで脚を溜める必要はないので、物理的に前に届かないような展開にはならないはず。

よって、前が残る。という選択肢ではなく、上がりの速い馬が届く。という選択肢を選ぶ。

3番人気のラブリーデイは小回り向き、パワーの買ったロベルトっぽい馬なので坂のあるコースのがいい。

点数は限りなく少ない方がいいので
◎キズナ
○ハープスター
▲トウシンモンステラ

馬券は◎○▲の三連複か◎▲のワイド



共同通信杯はここ数年はディープ中心のレースに。
東京1800はスローになりやすいため、直線での瞬発力勝負になりやすいため、ディープから入るのがセオリー。

この前も書きましたが、ディープ×リファールがよく馬券になる。ということで重賞でも連対実績のあるアブニールマルシェから入るのが一番無難。
新馬から直行のリアルスティールは素質があるのはわかりますが、2戦目ですし、最内ですし、コケる可能性がなくもない。

同じディープでも接戦でことごとく負けているソールインパクトの東京替わりに期待したい。

◎アヴニールマルシェ
○ドゥラメンテ
▲ソールインパクト

2015年2月14日土曜日

クイーンC スマートプラネットが35秒で逃げれば…

我が家の近くは雪が積もるような極寒ですが、府中の天気は大丈夫そうです。

クイーンCは毎年だいたい1分34秒5〜1分35秒5秒の勝ちタイムで決着する。

テン3Fを36秒でそろ〜っと入って、34秒で上がってくることが多いが、テンが速くなって35秒で入ったら、35秒で上がってくる。

テンが早くとも遅くとも先行馬が強いが、少なくとも血統には隔たりが見られる。

過去8年間で、テン3Fが36秒以上かかったレースを調べてみた。馬券になった馬10頭のうち9頭は父サンデー系。(2013年は3着同着)

テンが35秒台になったレースでは15頭のうち10頭が非父サンデー系。

今年はスマートプラネットが35秒台で逃げると想定すると、父サンデー系以外の馬が馬券になると考えられる。

今年の非父サンデー系は

スマートプラネット(ファルブラヴ)
ロッカフラベイベー(キングカメハメハ)
ティーズアライズ(ワイルドラッシュ)
ブラックデイル(キングカメハメハ)
ホワイトウインド(スウェプトオーバーボード)
ロカ(ハービンジャー)
カービングパス(ハービンジャー)

一番人気のロカは阪神JFで思った以上に伸びなかったのは坂のせいではないか?との疑いがあります。

上がりのかかる展開はむしろ向いていないのではないか?ここは疑っていきます。

ブラックデイルは未勝利勝ちからの休み明けなので、やや割り引いて…


◎ロッカフラベイベー
○スマートプラネット
▲カービングパス



2015年2月12日木曜日

今週の3重賞 雑感(京都記念、共同通信杯、クイーンC)

今週は古馬、クラシック牡牝馬とも重賞レースがありますね。

注目はキズナvsハープスターで注目の京都新聞杯。

つまらない事を言いますが、2頭の次はG3レベルの馬しかいないので、その一頭はどの馬なのか?馬券を買う側からしたらそこが一番の焦点です。

その3頭目に京都を連想できる馬がいない。そして、またしても逃げ馬のいないスロー濃厚である。ということが大前提で予想を始めるレースだと思います。

京都外回りコース2200mで行われますが、小回りに良績のあるようなタイプが馬券になりやすく、早め抜け出しの馬や逃げ馬をなかなか捕まえられないレースでもあります。

ヴィクトリー、アドマイヤフジ、サクラメガワンダー、ドリームジャーニー、トゥザグローリー、ヒルノダムール、ベールドインパクト、ショウナンマイティ、デスペラード

名前を見ると皐月賞や宝塚記念、有馬記念などに良績がある馬が多く絡んでいます。

さて、小回り向きっぽい馬はラブリーデイ、逃げそうなのはスズカデヴィアスあたりか。

そう多くは相手を選べないので、点数は少なめでいきたい。




続いて共同通信杯

ここ4年で6頭のディープ産駒が馬券になっています。

ベルキャニオン、サトノルパン、マイネルストラーノ、スピルバーグ、ディープブリランテ、ディープサウンド。

さて、今年のディープ産駒は?

アンビシャス
アブニールマルシェ
ソールインパクト
ティルナノーグ
リアルスティール

5頭出走です。


そしてディープ産駒の中でもリファールをクロスした馬が3頭絡んでいます。ディープサウンド、スピルバーグ、ディープブリランテ


今年のディープ×リファールはアヴニールマルシェしかいません。

とりあえずアヴニールマルシェに注目。




クイーンC

クイーンCは展開によって馬券になる馬がガラリと変わるレース。

重要なのはレースを引っ張る逃げ馬ですが、今年は阪神JFを逃げたスマートプラネットが逃げそう。

阪神JFをテン35.0秒で行っているし、稍重のアルテミスは35.8秒の2番手。

緩めて味のあるタイプではなさそうなので、ここも35秒前半で逃げそう。

テンが35秒前半ならば、中間でよほど緩まない限り、上がりも35秒台になるだろう。

上がりがかかる展開ならば、東京でも父サンデー系ではなく、父がサンデー系以外の馬の方が馬券になりやすい。そういう傾向もあります。

近年ではアプリコットフィズやテイラーバートン、イクスキューズ、ホエールキャプチャ、ラルケット、ライムキャンディなどです。

勝ち馬はクラシックに顔を出すこともありますが、このレースの後はパッとしない。そんな馬も多い印象です。

今年も上がりがかかる展開と読めば…父サンデー系以外を狙う。というのは有効かもしれません。

参考に父サンデー系以外の馬

ロカ
カービングパス
スマートプラネット
ホワイトウインド

有力どころではこのあたりでしょうか。