2014年12月30日火曜日

2014年を振り返る。

2014年を振り返る


2014年は絶対的なエースであったオルフェーヴルの引退後、だれが日本競馬をひっぱるのか?


そういう視点で見てきましたが、ダートではスマートファルコンやエスポワールシチーを彷彿させる逃げでコパノリッキーが名乗りを上げた。

そしてジャスタウェイのドバイでの世界レコード。ジェンティルドンナの圧巻の走り。昨年は本調子ではなかったゴールドシップが宝塚で復活のG1勝利。

そしてキズナこそ怪我で不完全燃焼に終わったが、エピファネイアはJCで4馬身差の圧勝劇を見せるなど、スミヨンにブエナビスタよりも強い!と言わしめた。2頭の再戦も楽しみである。

今年で引退となったトーセンラーの全弟であるスピルバーグは天皇賞(秋)を勝ち。トゥザグローリーの全弟トゥザワールドは有馬記念、皐月賞を2着。
芝では活躍馬がしばらく出ていなかったスペシャルウィークからは菊花賞馬トーホウジャッカルが、そしてラストクロップとなったフジキセキからは初のクラシック勝ちとなるイスラボニータが出た。

そう、時代は次の世代へしっかりとバトンタッチをしている。
そう感じた一年であった。

しかし、僅かばかりの心配事はある。今年の有馬記念が超スローになってしまったように、中距離路線の逃げ馬というのは近年不在になりがちなのだ。

最近でいうとメイショウナルト、トウケイヘイロー、エイシンヒカリなど、連勝したり、ちょっと強い勝ち方をした逃げ馬の存在が競馬を盛り上げているのは間違いありません。

超スローの直線競馬や高速馬場のレコード決着よりもハイペースやミドルペースでの力と力のぶつかり合いを見てみたいものです。

ということで、来年は強い逃げ馬の出現に期待したいです。

今年もありがとうございました。

2014年12月28日日曜日

有馬記念 今年もやっぱり…ゴールドシップとトニービン

今年の締めくくりとなる有馬記念。


果たしてどの馬が勝つのか?


今年は枠順を抽選順に選択するという方式が取られた有馬記念。

不利と言われる外枠に有力馬が集中した。
これがただ不利と言われる「枠」という意味だけならば、そこまでマイナスにはたらかない馬もいる。
しかし折り合い面で苦労する馬にとってはそれ以上の意味を持つだろう。

JCを圧勝したエピファネイアはぴったり折り合ったレースは数えるほどしかない。
引っかかりながらでも結果を出している時点で相当強いのだが、中山2500で外を回り続けて、引っかかり続けても結果を出せるとは思わない。コース的にもベストではなく、広いコース向きなのは明らか。

人気3頭の中では一番割り引きたい馬だ。

次に一昨年の覇者ゴールドシップ。
彼は高速決着や高速馬場、平坦コースに対応できないという弱点がある。

しかし、暮れの中山の馬場や梅雨の宝塚がその弱点を帳消しにしてくれていた。

今年は早いペースで逃げる馬がいない。ハイペースにはならないだろうが、これだけのメンバーで超スローにはならないと予想される。そして鞍上は岩田。3角から積極的に動かしてくるのは間違いない。

ゴールドシップが捲りにかかると一気に前は苦しくなる。

そこで一緒にやってくるのは…

トニービン。

そう昔から決まっている。

過去のエントリー
「ゴールドシップとトニービン」


今年のトニービン持ちは父ハーツのジャスタウェイとワンアンドオンリー、ウインバリアシオン。

あ、母父サトノノブレスもいますが、ゴールドシップが来る展開からして、先行馬はあまり歓迎ではありません。

ジャスタウェイは工夫が必要な枠だけに、どちらかというとインからロスなく行けそうなワンアンドオンリーに期待する。元々上がりのかかる決着で結果を出してきたジリ脚タイプなので、ゴールドシップと一緒に馬券になる可能性は高い。
3着候補として、キングマンボの3着が多いレースなので、トゥザワールドの中山適性。そして、同牝系で母父キンカメのデニムアンドルビー。
のそっと出て後出しジャンケンの追い込みで3着は考えられる。

ロスなく前が残ったことを想定してジェンティルドンナ、フェノーメノもヒモ。

鞍上に不安があるものの前走の負けだけで見限りたくないウインバリアシオンも相手に加える。


過去のエントリー

ちょっと早いが有馬記念について書いてみる。
有馬記念 穴馬はどこから来るのか?

◎ゴールドシップ
⚪︎ワンアンドオンリー
▲ジャスタウェイ
△トゥザワールド
△ウインバリアシオン
△ジェンティルドンナ
※デニムアンドルビー

今回ばかりはワイドだけでなく三連系も加えて。

2014年12月27日土曜日

阪神カップ さらばサンカルロ有終の美なるか




本日の阪神カップで引退となるサンカルロ。阪神カップ連覇、阪急杯勝ちなど、とにかく阪神1400では右に出る者なし。
このコースでG1をやればきっとG1馬になっていたことでしょう。

この馬は個人的にお世話になった馬ですが、馬券的にはどうか?そういう目線でひいき目なしで予想します。笑

阪神カップと阪急杯は同じコースですが、開催時期と馬場状態を考慮すると、阪急杯より阪神カップの方が差せるレースというのは過去の傾向からも明らか。

阪急杯はローレルゲレイロやコパノリチャードが勝つレースですからスプリンターが快速で逃げ切れるレース。

阪神カップはサンカルロやマルカフェニックスが持続脚で差すレース。

今年はミッキーアイル、ハクサンムーン、コパノリチャード、フォーエバーマークなど、逃げ馬が揃いに揃ったので、牽制しあってスロー。なんてことはないでしょう。

買うならば差し馬。これが基本で行きたい。

フルゲートの阪神1400はごちゃつくので、外め枠の方が安心して見られる。
しかし、今回はこれといった差し馬が少ないのも事実。

外めの差し馬といえばロサギガンティア、サンカルロあたりだろう。
折り合いに課題のあるロサギガンティアはこのメンバーで短縮の方が折り合えるかもしれない。

内に入ったオリービン、ダイワマッジョーレはコース適性及び、岩田、デムーロと無視できない鞍上なのでヒモで抑え△

そして内回り1400はディープを積極的に買う舞台ではないので、リアルインパクトはじめ、ウリウリなどは軽視したい。

◎ロサギガンティア
⚪︎サンカルロ
▲オリービン
△ダイワマッジョーレ
△ミッキーアイル

スローになったら前々の決着もやむなし。


2014年12月26日金曜日

有馬記念 穴馬はどこからやってくるのか?

有馬記念と言えば、イメージからしてもそこそこ荒れるレースだろう。

中山2500というトリッキーなコース形態が最も大きな理由と言えるだろう。

そこで近年の穴馬がどのようにしてやってきたかをおさらいしましょう。

2012 オーシャンブルー 10人気
2011 エイシンフラッシュ7人気
2011 トゥザグローリー9人気
2010 トゥザグローリー14人気
2009 エアシェイディ11人気
2008 アドマイヤモナーク14人気
2008 エアシェイディ10人気
2007 マツリダゴッホ6番人気

6年で5頭の二桁人気が絡んでいるのだから、これは荒れるレースと言っていい。

穴馬の傾向として大まかに2つに分けることができる。
ひとつは内からスルスル抜けてくるパターン。もうひとつは外から飛んでくるパターン。

エアシェイディやアドマイヤモナークは後者。みながバテるような展開で後方待機がハマったパターン。アドマイヤモナークの年は完全にダイワスカーレットのハイペースにやられ、ステイヤーのアドマイヤモナークが来た。
昨年も穴はでなかったが、オルフェーヴルが捲り切ってしまい、4着にはステイヤーのラブイズブーシェがやってきた。2、3着も菊花賞連対馬。

しかし今年はどう並んでもハイペースにはならなさそうなメンバー。
今年はどちらかというと前者を想定したほうが良い年だろう。

エイシンフラッシュやトゥザグローリーやマツリダゴッホみたいな馬を探すのがいいかもしれない。スローの瞬発力に長けた馬や立ち回りの上手い馬。

スローの瞬発力に長けた馬

これはジェンティルドンナが該当しそう。あまり買いたくはないが、他にそういうタイプが少ない。他はデニムアンドルビーなど。


立ち回りの上手い馬

これに該当するのはフェノーメノ。春天は立ち回りの上手さと蛯名の仕掛けのタイミングで勝ちとったもの。


注目馬
フェノーメノ



枠が出たので次回はもう少し詰めていきたいです。

2014年12月21日日曜日

朝日杯 力のいる馬場で浮上するのはディープではない

本日は朝日杯。

昨日の雨で、力の問われる展開となるのは間違いなさそうだ。

先日のブログでは王道な血統の馬を買えばいいと書きましたが、案の定ディープインパクト産駒のダノンプラチナが1番人気となっている。

朝日杯 コース変更で変わる傾向とは

この時期にある程度完成している馬はいるが、急成長する時期ではない。よって大荒れするレースではないし、コース変更により、更に紛れはなくなるだろう。

コスモプラチナ以外の注目馬はクラリティシチーの弟のクラリティスカイ。
2歳戦のクロフネ産駒はコースこそ違うが、フサイチリシャールが朝日杯勝ち。阪神JFではホエールキャプチャ、ベストクルーズ、クロフネサプライズ。2歳から活躍できる産駒が多い。

クロフネ産駒はパワーのある産駒が多く、クラリティスカイも速い上がりこそないが、力のある馬場ならば確実に伸びてくるだろう。

そして、オルフェの全弟であるアッシュゴールドは兄を見る限り力のいる馬場は大歓迎なはず。

この馬場ならば人気のコスモプラチナより

クラリティスカイ、アッシュゴールドに妙味を感じる。

また、前走は折り合いを欠き、全く競馬になっていなかったアルマワイオリも折り合えば前走以上のパフォーマンスは間違いないので、穴一考。

◎クラリティスカイ
⚪︎アッシュゴールド
▲コスモプラチナ
△アルマワイオリ

2014年12月20日土曜日

愛知杯 「小脚使いの中団差し」

雨予報で伏兵の激走を予感させる今日の愛知杯だが、やはり前に行きそうなのはサンシャインくらい。


週明けに書いたように、ここも例年のようにスローになると読む。


下記エントリー参照

「小脚使いの中団差し」タイプから持続性のある馬をチョイス。


今回は斤量と左回り実績を重視してアイスフォーリスを◎本命に!

対抗は上がりがかかるレースなら崩れない、キャトルフィーユ。

パワーがあって自在性のあるフーラブライド。

この三頭でいきたい。

◎アイスフォーリス
⚪︎キャトルフィーユ
▲フーラブライド

2014年12月18日木曜日

朝日杯FS コース変更で変わる傾向とは?



今年からコース変更となった朝日杯FS。
昨年までは小回りの中山の分、1400mを走った短距離向きの馬が距離をこなすこともしばしあり、ここをステップにクラシックへ進む馬もいたが、それは少数に過ぎない。ここから真のチャンピオンは生まれていないのではないか?

阪神JFを勝ってオークスを勝った馬はたくさんいるが、朝日杯を勝ってダービーを勝った馬はいたか?

アジアエキスプレス、ロゴタイプ、アルフレード、グランプリボス、ローズキングダム、セイウンワンダー。

ローズキングダムとロゴタイプは結果を出したが、ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネ、ジェンティルドンナに比べるとやはり直結していないように感じる。

どちらかと言うと朝日杯は距離適性の短めな馬という印象である。

それが阪神外への移行で枠と展開で誤魔化せないものになるのではないか?

そうすると京王杯や万両賞、寒椿賞など、距離延長組には厳しい展開が予測される。

そして、直線の切れ味勝負なら主流血統を狙うのが王道で、母父サンデーサイレンスだけ勝っていればよかった昨年までとは違い、ディープインパクトなど主流根幹距離で実績のある馬を狙うべきレースだろう。

しかし今朝は全国的に雪だが、週末は雨予報。ディープ産駒にとって雨がプラスになるタイプは少なく、筋肉のつききっていないこの時期なら尚更である。

反対に全兄弟が道悪歓迎のアッシュゴールドにはさらなる追い風となりそう。降雪、降雨が続き、よりタフな馬場での開催になりそうだ。

2014年12月16日火曜日

先週の反省(阪神JF)と今週の展望(愛知杯)

阪神JFの復習と来週の展望(愛知杯)

阪神JFは唯一のディープインパクト産駒ショウナンアデラが豪快に後方から差し切り2歳女王に輝いた。

2、3着にはレッツゴードンキ、ココロノアイと重賞実績のある差し馬が入った。

1000mを59.2秒で進んだので、これはなかなか流れたなぁ…という感じで、来るならこれだろうという差し馬での決着。

本命はコートシャルマンでしたが、前目のいいポジションに収まったものの、直接では見失う程の手応えのなさ(^_^;)
前半少し噛んでたみたいですが、思ったより伸びませんでした。1400mのペースを経験していることがプラスになるような展開にも見えたのですが、完成度ではまだまだという事ですね。桜花賞までに成長を期待したいところです。

ブログにはコートシャルマンしか印を打ちませんでしたが、

週明けの展望で挙げたムーンエキスプレスからこっそりワイドを2〜5番人気まで流していました。

12番人気ながら最後の最後まで粘ったので、直線では大興奮でしたが、4着。。。(^_^;)


気を取り直し、今週の重賞は阪神マイルで行われる朝日杯FSと愛知杯。

朝日杯は後に書くとして、愛知杯の傾向から。


直線の長いコースのG3でよく見られるのが、スロー一団でいって前、内しか残らない競馬。

真夏の新潟記念や愛知杯など、注文をつけて行く馬がいないと通過順で決まるようなこともあり得ます。

こういうレースでは外回り向きでストライドを伸ばすタイプよりも小足で素早く加速できる馬に有利な展開になることが多く、今年のメンバーだと、イリュミナンスみたいな緩慢なタイプは狙いにくい。

フーラブライド、キャトルフィーユ、オールザットジャズなどもみんな小回り向きの馬で、エーシンメンフィスやサンシャインもスローを利した先行が活きた感じ。

今年は強力な逃げ馬こそ不在だがエリザベス3.4.5着からの参戦あり。

キャトルフィーユ、ディアデラマドレ、フーラブライド共に小回り向きではあるものの、

ディアデラマドレは俊敏な小足で小回り平坦および、捲りの効く展開で威力を発揮するため、多頭数で坂のある中京で府中牝馬のような競馬ができるかどうか。

フーラブライドは勝った昨年が50キロの軽量だったこともあり、成長分を勘定して6キロの差を埋められるかどうか。ディアデラよりは脚質に幅がある。

キャトルフィーユは姉レディアルバローザ同様に上がり12秒かかるレースは得意。フーラブライドとよく一緒に馬券になる。

3頭で決まるようなことはないと思うが、軸にするならばキャトルフィーユが脚質的に一番買いやすい。

また相手候補は3歳時4着。斤量54キロのアイスフォーリス。小足でジワジワ伸びるタイプで俊敏とは言わないが、スローの東京で差してきても重賞では少し届かないことが多く、坂と斤量のアシストで中団差しがハマってもおかしくない。

スローになりがちな愛知杯では斤量の差が加速までの速さに直結するように感じる。要は地力勝負にはならないため、長く使える脚よりも速く使える脚が重要なのだ。


愛知杯の注目馬

キャトルフィーユ
アイスフォーリス

2014年12月14日日曜日

阪神JF マイル適正ならこの馬が一番!!

本日の阪神JFは中京から観戦予定。

2歳戦ともなると過去の戦績はそこまで当てにならないと言われておりますが、とりあえず前走勝っている馬。

これがこのレースにおける勝ち馬の絶対条件だと思います。

勝ち馬。に絞ると一気に10頭まで絞られます。

前走の勝ちっぷりが評価されているロカ。ディープの姪ということで、注目されているようですが、いかんせん勝ちっぷりが…と実績以上に評価されている人気馬を蹴りたくなるのが筆者のスタイルであり、どうせワイドなんだから来てもいいじゃないか。という考えです。

だから今回は買いません。

良血馬ならばストロングリターン、レッドオーヴァルの妹であるコートシャルマンの方に魅力を感じてならない。父、シンボリクリスエス、ディープインパクトと全く違うタイプの父をつけてもG1でしっかりと結果を出すというのは牝系の伝える能力の質が素晴らしいということに他ならない。

半兄のウィケットキーパーにせよ、マイルで準オープンまで勝ち上がっているし、マイルに感しての適正はコートシャルマンがNo.1なのではないかと思うのだ。

思ったほどに人気がなく、展開が変わるとガラッと着順が変わりそうな今年のメンバーならば将来性を買ってこの馬から入りたい。

◎コートシャルマン

2014年12月13日土曜日

チャレンジカップ 小頭数なら紛れなく

今日のチャレンジCは12頭で割と小頭数。

そして逃げたい馬がエイシンヒカリ、ウインフルブルームと有力馬。

しっかりと流れて縦長からギュッと馬群が縮まって差しが浮上。


そういう展開と読む。


差し馬で注目は人気だがスマートレイヤー。エリザベスの2200は少し長いだけにこの距離短縮は魅力。
ディープ産駒でもビュンとキレるというよりは持久力で差す方。

人気のエイシンヒカリは右回りならあんなにもたれることはないだろうが、メンバーが強くなるのでここでも実力が抜けているかというと、それはわからない。

ウインフルブルームは逃げる時、ガンガン飛ばすタイプでもないので、ここは番手かバッドボーイの後ろだろう。ストライドを伸ばして走るので外回り向きだし、スロー過ぎるよりもちょっと流れた方がいいタイプでもある。

前に行った2頭に上位人気の差し馬が襲いかかる形。頭数も多くないので、ハンデ戦でも手堅い決着になりそうだ。

◎スマートレイヤー
⚪︎ウインフルブルーム
▲フルーキー
△エイシンヒカリ

今日もワイドで手堅く。

2014年12月11日木曜日

ちょっと早いが、2014有馬記念について書いてみる①余裕のあるローテの方が吉

少し早いけど、有馬記念のお話

現時点で出走が予想されるのは以下のメンバー。

ゴールドシップ 岩田騎手
ジェンティルドンナ 戸崎騎手
フェノーメノ 田辺騎手
ワンアンドオンリー 横山典弘騎手
ジャスタウェイ 福永騎手
ウインバリアシオン 藤岡康太騎手
エピファネイア 川田騎手
ラキシス C・デムーロ騎手
トゥザワールド 未定
デニムアンドルビー 浜中騎手
メイショウマンボ 武幸四郎騎手
ヴィルシーナ 内田博幸騎手
トーセンラー 武豊騎手
ラストインパクト 菱田騎手
フェイムゲーム 北村宏司騎手
サトノノブレス 池添騎手
デスペラード?

もちろんご存知の通り、天皇賞、ジャパンカップと有馬記念では問われる資質が全くもって異なります。

そして、秋古馬3レースの中で、有馬記念を目標にしてくる馬はごく少数。

G1を3戦使って有馬を勝つ馬はほとんどいません。

菊花賞→JC→有馬

天皇賞→JC→有馬

凱旋門→JC→有馬

どのローテも厳しいものと思われます。


理想的なのは

天皇賞→有馬

JC→有馬

凱旋門→有馬

G2→有馬

こういうローテです。



ゴールドシップ 凱旋門→有馬
ジェンティルドンナ天皇賞→JC→有馬
フェノーメノ天皇賞→JC→有馬
ワンアンドオンリー神戸新聞→菊花賞→JC→有馬
ジャスタウェイ凱旋門→JC→有馬
ウインバリアシオン金鯱賞→有馬
エピファネイア天皇賞→JC→有馬
ラキシス オールカマー→エリザベス→有馬
トゥザワールド セントライト→菊花賞→有馬
デニムアンドルビー天皇賞→ JC→有馬
メイショウマンボ エリザベス→有馬
ヴィルシーナ エリザベス→有馬
トーセンラー 京都大賞典→マイルCS→有馬
ラストインパクト 新潟大賞典→京都大賞典→金鯱賞→有馬
フェイムゲーム オールカマー→アルゼンチン→有馬
サトノノブレス オールカマー→天皇賞→金鯱賞→有馬
デスペラード 京都大賞典→アルゼンチン→ステイヤーズ→有馬



上記の中で理想的なのは
ゴールドシップ、ウインバリアシオン、ラキシス、メイショウマンボ、ヴィルシーナ、トゥザワールド、トーセンラー

G1を経由していない馬ならばフェイムゲームが一番ローテ的にはいいかもしれない。


ただし、色々と注文をつけるとしたら…

まず、現在の牝馬の力で足りるかという問題。ラキシス、メイショウマンボ、ヴィルシーナ

そして、京都主戦場のトーセンラーも中山2500ははっきりと向いていないと言える。

残るは昨年3着のゴールドシップ、昨年2着のウインバリアシオン。全兄が2回3着している3歳馬トゥザワールド。

3歳馬のレベルを考えると、天皇賞でイスラボニータが3着。JCでワンアンドオンリーが7着、トゥザワールドは適正がここ向きだとしても、G1馬2頭よりは単純に少し落ちる。まだ古馬相手では少し足りないかもしれない。ダービーで差してきて掲示板。は逆に坂のあるコースでは狙えるように見えるが…

最終的に残るのはゴールドシップ、ウインバリアシオン。
そう。元々、有馬記念はリピートレース。

バトンを渡すようにダイワスカーレットからエアシェイディ、エアシェイディからドリームジャーニー、ドリームジャーニーからブエナビスタ、ブエナビスタからトゥザグローリー、一旦途切れるも再びオルフェが引退とともにゴールドシップとウインバリアシオンにバトンを渡したと仮定すると。

つじつまが合う。(無理やり)

(^_^;)


相手候補としては重賞組からフェイムゲーム。
フェイムゲームは中山でたくさーん重賞を勝った半兄バランスオブゲームとはちょっとタイプが違い。スタミナ豊富で小足を使うステイヤーだ。
コーナーで俊敏ではあるものの、有馬で馬券になるならばアドマイヤモナーク的なハイペースが求められるため、今のところヴィルシーナのにわか逃げでは考えづらいのが現実。

残るは有馬記念なので、前に行ける馬。または詰まるの覚悟の2、3列目からの内差し。
そして外捲りの芸当が許されるのはG1級の馬のみ。

相手候補として、そろそろ美味しいのがフェノーメノ。前々走は休み明けなのでノーカン。前走は3着争いには加わっていたし、この馬の立ち回りの上手さならば、ゲートをちゃんと出ればチャンスあり。

その他、前に行きそうなのはジェンティルドンナやエピファネイア。

ジェンティルドンナは前走からの上積みはなさそうなので、ここは軽視すべきだろう。

エピファネイアは若い時は母に似ているところばかりが目立ったが、ここへきて父シンボリクリスエスっぽさが発現してきたように思える。父は有馬記念を連覇した馬。エピファネイアもゲートを上手く出られればチャンスは十分。

差し系でいうとワンアンドオンリーに少し注目してみたい。この馬の神戸新聞杯や弥生賞、皐月賞での末脚は際立って見えた。
どれも坂のあるコースで、上がりのかかるコースの方が根本的に合うように思える。



結論


本命候補

ゴールドシップ(ここ目標のローテ、坂ありコース凡走なし)
ウインバリアシオン(ここ目標のローテ、昨年2着)

相手候補
フェノーメノ(先行、ステゴ)
エピファネイア(先行、ボリクリ発現)
ワンアンドオンリー(上がりかかるコース)

穴一行
トゥザワールド(スローで3着キングマンボ)


軽視(ディープ)
ジェンティルドンナ
ヴィルシーナ
ラキシス
トーセンラー


まだ2週前ですが、長々と書いてしまいました(^_^;)