2014年11月30日日曜日

ジャパンカップ 想像以上の末脚でジェンティルドンナを倒すのは?

今年のジャパンカップの注目点は

ジェンティルドンナに襲いかかる想像を超える末脚にあると思う。

未だ誰も成し得なかったJC2連覇を達成したことも凄いが、前人未到の3連覇は並大抵のことではない。

実力だけでなく、運にも恵まれなければ難しいと思うのだ。


遠征帰りであったり、距離に不安がある馬も人気馬の中で何頭かいる。


◎ジェンティルドンナの馬券圏内は有力であるも、誰がこのレースで最高のパフォーマンスを出すのか?


そういう目線でいきたい。


その候補であるのはエピファネイア、デニムアンドルビー、ワンアンドオンリーあたりではないかと。

距離不安がないのもいいし、枠もいい。
鞍上がスミヨンにかわり、折り合った時のエピファネイアの爆発力。
デニムアンドルビーも状態が良いだけに昨年以上のパフォーマンスもあるかもしれない。
出して行って新たな一面に期待したいワンアンドオンリーなど。

想像以上、未知の部分にかけてみたい。

◎ジェンティルドンナ
○エピファネイア
▲デニムアンドルビー
△ワンアンドオンリー

ワイド中心に行きたい。

ちなみに筆者は昨年、ジェンティルドンナとトーセンジョーダンのワイドを的中しております。

予想の詳細は下記エントリーより

2014年11月29日土曜日

ジャパンカップ 勝っているのはいつも〇〇〇〇馬

ジャパンカップの枠順も決まり、ようやく予想が見えてきたのではないでしょうか?


東京2400mは最初の直線が長く、割と隊列が決まりやすいコースです。


まず、毎年のように話題になるのは誰が逃げるんだ?という押出し合い。


シンゲンが逃げたり、逃げたくないエイシンフラッシュが逃げてしまった結果、惨敗したり...


普段逃げない馬が逃がされてしまった時に待っているのは超スロー。



が、しかし。


今年は逃げるために出走してくれたともっぱらの噂であるサトノシュレン!!

番手競馬で仲よくワンツーを決めたタマモベストプレイ!!


完全にペースメーカー的なポジションの馬がいるので、超スローになる可能性は低いと思います。




まず、ここ最近のジャパンカップはどういう馬が勝っているのか?


過去5年のうち4年が牝馬。


ウオッカ、ローズキングダム(実際は2着入選)、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、ジェンティルドンナ


実際ブエナビスタの降着がなければ全て牝馬なのですが^_^;


仮にブエナビスタが勝った定で行くと、ダービー馬かオークス馬。


ということになります。


今年の出走馬でダービー馬かオークス馬と言えば?


ジェンティルドンナ、ワンアンドオンリー。


ワンアンドオンリーはどうだろうか?


まず、3歳でダービー馬の出走というのがそもそも最近は少ない。



ディープスカイ  2着

ロジユニヴァース 出走せず

エイシンフラッシュ 8着
 
オルフェーブル 出走せず

ディープブリランテ 出走せず
 
キズナ   出走せず



ディープスカイが馬券になってから5年間馬券に絡んでいない。

しかし、ダービー2,3着のローズキングダム、ヴィクトワールピサが馬券になり、

オークス2着のレッドディザイア、オークス馬ジェンティルドンナ、オークス3着のデニムアンドルビーが3歳で馬券になっているじゃないか!

ということは勝ち馬でなくとも、東京2400のG1実績馬は相手候補として狙えるということですね。


エピファネイア     ダービー2着
ハープスター      オークス2着
デニムアンドルビー  オークス3着、JC2着
イスラボニータ     ダービー2着
フェノーメノ        ダービー2着

こんなにたくさん^_^;


相手候補にしましょう




他にジェンティルドンナとワンアンドオンリーを推す要素はと言うと


血統的な隔たり。


ディープインパクト産駒の東京2400mG1の勝ち馬、連対馬を数えるだけでも

ディープブリランテ、ジェンティルドンナ(3回)、ヴィルシーナ、デニムアンドルビー、エバーブロッサム、ハープスター、キズナ

わずか4年で9回も連対していることになります。出走していないレースを数えないとすると18分の9、つまり半分はディープが占めているということになります。


今年もまず、ジェンティルおよびほかのディープ産駒も無視はできません。


そしてワンアンドオンリーはハーツクライ産駒


ハーツクライの産駒はなかなかG1勝利できていませんでしたが、ジャスタウェイの秋天勝利を皮切りにワンアンドオンリー、ヌーボレコルトと立て続けに勝ってきました。
このレースはハーツクライ産駒にとってどうなのかというと、ウインバリアシオンが5着したくらいで、そこまで大活躍という訳でもありませんが、ディープ程出走していないのも事実。

ハーツ産駒はまだまだこれからと言えますが、同じトニービンを持つジャングルポケット産駒は大活躍しています。

トーセンジョダンは2度馬券になっていますし、オウケンブルースリはハナ差の2着まで詰め寄りました。ジャガーメイルは内からロスなくロングスパートで3着に食い込みました。既にG1を勝った馬でしたが、トーセンジョーダンが期待できそうにないだけに、今年のトニービンはハーツ産駒で。

という具合に人気のおいしそうなこの馬をおさえるのはどうでしょうか。

33秒の脚でスパッと差すよりはじわじわ持久力で差すタイプなので今日の降雨はプラスになるのではないでしょうか?この枠なら先行策に出るのではないかと思いますが。


―――――――――――――

注目馬

ジェンティルドンナ
ワンアンドオンリー


――――――――――――――


その他の相手候補としては


ディープ産駒、ロスなく差せそうな馬、先行できそうな強い馬


まずディープ産駒ではハープスターデニムアンドルビースピルバーグ


ハープスターは遠征初戦ということで楽観視はできません。追い切りも半馬身遅れということで、状態が素晴らしいとは言い切れない。ただ、3歳牝馬というだけで斤量は魅力。


デニムアンドルビーは天皇賞では進路がなく、一度ブレーキをかけてエピファネイアが抜け出してから再び追いだすロス。人気以上に力があるように見えるし、不良のローズSを勝っているので雨でも問題ない。


スピルバーグは天皇賞の時計が特に素晴らしいという訳でもないが、あの末脚はフロックではないのは間違いない。一流馬に少し届かないと思われていた馬が頭角を現すのが最近の天皇賞だし飛躍としたいところだが、同型の差し馬がいい枠を引いたのでこの枠は歓迎ではない。



―――――――――――――――

ロスなく差せそうな馬


ジャスタウェイ、エピファネイア、ハープスター、デニムアンドルビー

この3頭は1枠1番、2枠4番、3枠6番、4枠8番

ロスなく最内、その隣をキープできそうな好枠に恵まれた。

スタート次第だが、エピファネイアが一番前に位置しそう。

鞍上にはスミヨン。5,6番手でジェンティルドンナをマークする形になりそう

ただし、有力馬が揃って内目好枠を引いたので全員が内を狙うような競馬はしないはず、特にエピファネイアはすぐにヒートアップしてしまうため、道中はじっとしているだろう。

鞍上的にジャスタウェイ、ハープスターは最終的に大外へ出すという正攻法の競馬で来ることも考えられるため、実際にロスなく乗れそうなのはデニムアンドルビーエピファネイアなのかもしれない。


―――――――――――――

先行できそうな強い馬

ということになると、イスラボニータ、フェノーメノというところになってくるのでしょうが、叩いて上昇が期待されるフェノーメノはテン乗りの岩田ですし、イスラはなんとも微妙な枠で、距離延長でスローにならなさそうなメンツ。そして雨。天皇賞もそうでしたが、もう少しパンパンな馬場が良かったと書いたと思います。今回はさらに恵まれない可能性が高いです。

天皇賞(秋)レース回顧
http://honmei-aruku.blogspot.jp/2014/11/blog-post_4.html


以上をふまえまして、


本命候補

ジェンティルドンナ
ワンアンドオンリー

相手候補
エピファネイア
デニムアンドルビー
ハープスター


マイルCSとは違ってJCは

勝ち馬先行馬 - 相手差し馬 という買い方を意識したいと思います。


過去のエントリー「ジャパンカップ 雑感」
http://honmei-aruku.blogspot.jp/2014/11/blog-post_27.html










2014年11月27日木曜日

ジャパンカップ 雑感予想

今週は豪華メンバーが集うジャパンカップ。

簡単に有力馬について感じることを書きます。

まず、ジェンティルドンナは天皇賞よりもジャパンカップ向きの馬。我慢強く粘るタイプではなく、上がりの競馬で強さを発揮する。天皇賞も上がりの競馬になったが、休み明けながら地力も見せた内容だった。年齢的に人気で飛ぶ可能性も考えたが、前走を見るとその心配はなさそうだ。当然上位争いだろう。

ハープスター
凱旋門では末脚で見せ場を作ったし、札幌記念でもゴールドシップを破る柔軟な競馬を見せたが、ここは帰国初戦で、ジャパンカップは基本、先行馬しか勝てないレース。追い込み一辺倒ならば疑うことも考えたいし、斤量の差も凱旋門ほどない。

ジャスタウェイ
凱旋門でも弾けるような末脚は影を潜め、単純に2400は少し長いかもしれない。一番合いそうなのはやはり天皇賞だったか。一週前は仕上がりに疑問があったが、どこまで仕上がっているか。

スピルバーグ
たとえ人気薄で天皇賞を勝ってもジャパンカップはそのまま好走できるもの。フロックで天皇賞(秋)は絶対に勝てない。ただ今年はメンバーが強いので、どこまでやれるか。

イスラボニータ
前走は外枠に泣いたが、ダービーは距離の分ワンアンドオンリーに負けたのではないか?という疑いもあるため、今回は外枠ならバッサリという手もあるか。

エピファネイア
前走は瞬発力勝負で上位を譲ったが、立ち遅れてかかる…という不利を考えれば0.2秒差はよく走った方かもしれない。鞍上スミヨンは末脚を引き出すにはもってこいの騎手。中穴候補

フェノーメノ
最近、休み明け走らないみたい。しかし、息の入る展開になりやすいジャパンカップは瞬発力が重要なレース、しぶとい競馬で粘るならば好枠が欲しい。軸にはしづらい。

ワンアンドオンリー
菊花賞は馬場と枠に泣かされた感じ。世代で飛び抜けた強さは感じないが、イスラボニータとはこの距離なら互角以上だろう。

デニムアンドルビー
前走は前が詰まって、伸びきれなかったが、手応えは感じた。昨年2着したように速い上がりが要求される展開になれば、昨年の再現もあるかもしれない。

ここ5年で牝馬が4勝。
そして東京2400はディープ産駒が最も得意とする条件。
そして勝ち馬はだいたい5.6番手の動きやすいポジションにつけていることが多い。
このイメージからはやはりジェンティルドンナが最有力に感じる。

ハープスターやデニムアンドルビーはどうしても後から飛んでくる相手候補のイメージだ。

また2000mベストに見える馬が多いこと、ジャスタウェイ、イスラボニータ、スピルバーグ

一方、メンバー強化で妙味を感じるのはエピファネイアやワンアンドオンリー。

2014年11月24日月曜日

マイルチャンピオンシップ レース回顧 予測不能の神騎乗!!

昨日のマイルチャンピオンシップのレース回顧です。


勝ったのはマイル路線の古株であるダノンシャーク。

2着にはマイル路線でじわじわと力をつけてきたフィエロ。

まさに別路線の強豪を好騎乗でねじ伏せたと言ってもいいでしょう。


ホウライアキコが内からハナを奪って33.7-23.0 1000m56.7秒のハイペースで飛ばし、

ペースが遅くなると宣言した時点で、でまったく予想は外れているのですが。。。^_^;

その結果ミッキーアイルは直線入り口で早くも失速、

ペースが速いからと言って、内が伸びる状態ですので、大外一気が来まる馬場でもなく

簡単に言うと、道中内で脚をためたり、馬群をさばいて直線上手く外に持ち出した馬で決着。

ダノンシャークは10番手前後真ん中で脚を溜め、直線では迷わず内を選択。

早めに沈んだミッキーアイルをかわしたフィエロとグランデッツァの後ろから、さらに内を突いてハナ差捕えた。地力勝負では何度も何度もG1の壁に阻まれてきたこの馬ですから、本当に念願の念願のG1勝利ですね。


フィエロの祐一も前目につけ、コース取りが素晴らしかったので難なく前が開き、これは勝ったか!?と思わせる脚色だったのですが、もっと上手く岩田に乗られた。としか言いようがありません。

馬の力ではこのメンバーの中で一番ではないかと思われますし、重賞未勝利ですが、間違いなく今後は何勝も出来る馬です。今後に期待しましょう。

グランデッツァは速いペースにもかかわらず、前で踏ん張り続けたのはやはりこのコースが合っているからではないでしょうか?前走は足が止まったようにも見えましたし、急坂よりは平坦というタイプなのでしょう。

4着トーセンラーは後方の真ん中からからだんだん外へ出す。というのは昨年と同じで、流石、武豊というスムーズな運びでした。同じくらい伸びて4着なのは昨年より相手が強かった(上手く乗った)というのが正しいのかもしれません。

出遅れて後手を踏み、外を回り続けたワールドエースは、武に先に外へ出されたので出すところがなく、なにもいいとこなしで終わってしまった感じでした。このペースなら本来勝ち負けしていたのではないかと思われるだけに、出遅れが大きかったと言わざるを得ません。

5着エキストラエンドは終始内にこだわった騎乗で、少し自力が足りなかった印象。

6着グランプリボスは得意な展開にはなったのですが、どうしても外に振られやすい京都ではかなり外を回すことになるため、東京で外伸びになった時の方が向いているように感じます。

ロゴタイプは綺麗にストライドを伸ばす方ではないので小回り急坂向きでしょう。



結果的にディープ-ディープ-タキオン-ディープ-ディープ

京都の芝はペースが速くとも遅くともこういう決着になるということですね^_^;



私の予想はスローペース、一緒に叩き合いで同じようなポジションから来る。

ダノンシャーク4角12番手
フィエロ    4角8番手
グランデッツァ4角3番手


なんとも微妙な結果に^_^;



結果的に

無印-△-○


縦目のワイドのみ、なんとかなりました。




今後のマイル路線はワールドエースやフィエロが引っ張ってくれると思うのですが、ミッキーアイルはまだ成長段階にあると思うので、これからも期待しましょう。古馬の壁は高かったということですね。

マイルチャンピオンシップ 一緒にやってくる馬をセットで買う










2014年11月23日日曜日

マイルチャンピオンシップ 予想 一緒にやってくる馬をセットで買う

おはようございます。


マイルチャンピオンシップの予想です。

予想される展開はおそらくミッキーアイルの逃げで、そこまで速くならないように感じます。

ミッキーアイルの逃げと後傾ラップ


ペースの上がらない展開になると、完全なる末脚勝負になってしまうのが最近の競馬で、そういう展開を得意とするのがディープインパクト産駒。

今年は6頭も出走します。特に京都に良績があるタイプが多く、人気のミッキーアイル、トーセンラー、ワールドエース、フィエロを始めエキストラエンド、ダノンシャークも皆京都に良績があります

昨年のようなやや落ち着いたペースになると今年も同じような結果が待っているのではないでしょうか?

単にレベルが低かった可能性も否定できませんが、今年は粒ぞろいで、どこからでも買えるというメンバーです。


展開から想像すると、持続力で差してくるタイプの差し馬には向かない展開が予想され、外を回り続ける人気薄にも印が回しにくいところです。


持続力型だと思っているのはサンレイレーザー、グランプリボス、ロゴタイプ、ダイワマッジョーレなど。

スローでコース替わりの内枠は狙い目ですが、ホウライアキコやエクセラントカーヴなどは力が足りないと思うし、サダムパテックは狙える馬場が限られるタイプ。


内で狙うならばグランデッツァだろう。

番手につけられる先行力と少し非力なところがあるため京都でパフォーマンスが上がるタイプでもある。


もうひとつ注目したいのが、過去のレースを見ると先行馬と先行馬、差し馬と差し馬セットで絡んでいることが多い。

スーパーホーネットとブルーメンブラット、エイシンアポロンとフィフスペトル、ドナウブルーとグランプリボス、ダイワマッジョーレとダノンシャーク。

叩き合いで一緒に上がってくるレースをこのマイルCSでは何度も見た。

今年はワールドエースとグランデッツァ、フィエロとトーセンラーこのあたりが同じような脚質で、一緒に上がってきそうにも思える。


ミッキーアイルはスピードの絶対値で逃げ切ることも考えられるが、古馬G1を一番人気で逃げ切るというのは並大抵のことではなく、本命は打ちづらいところ。


スローになるリスクを考え、

◎ワールドエース
○グランデッツァ
▲ミッキーアイル
△フィエロ
△トーセンラー

馬券はワイドで

◎-○
△-△

変則的な買い方をしてみようかと思います。

マイル路線組VS別路線組


2014年11月21日金曜日

マイルCS ミッキーアイルの逃げと後傾ラップ



マイルCSの出走馬が確定しました。

マイルG1と言えば厳しいラップ前後半の3F34-34とか33-35のようなラップが定番なのですが、今年の出走馬にはこれといった逃げ馬はミッキーアイルのみ。

前走逃げたエクセラントカーヴやサンレイレーザーは突発的に逃げたもの。ここは楽に逃げられる展開となりそうだ。

ミッキーアイルの逃げは比較的早くなりがちなスワンSでも35.1-33.9の後傾ラップをつくり、マイルCSでは34.6-34.8とフラットなラップ。

無理に飛ばしていく事は考えにくいため、今年も後傾ラップになりそう。

ここ最近で良馬場で後傾ラップとなったのは2回。
マイネルファルケが逃げ粘って2着した年と昨年だ。
昨年は35.1-34.1というトーセンラーの追走が楽なペースになった。そこを中距離馬の格で差し切った。そんなレースだった。

今年は息の入る展開でハッとする末脚を使う馬と前残りに警戒したい。

少し前は非サンデーの強いレースでしたが、最近は持続的な脚で差してくるタイプや前々で厳しいペースを踏ん張るタイプが少なくなり、直線での末脚勝負が重要となってきた。

もはやサンデーが強いレースへと移行しつつあるかもしれない。

2014年11月19日水曜日

マイルCS マイル路線組vs別路線組

今週はマイルCSですね。

昨年は他馬が止まって見えるような末脚で見事に差し切ったトーセンラーが初マイルでG1を勝ち切った!

今年も人気の中心はこのトーセンラーであり、ミッキーアイルがそれに次ぐ人気だろう。

重賞未勝利馬がキーワードとなっている今秋のG1戦線ですが、今週はいかに!?

この流れが継続するのならば3番人気のディープインパクト産駒フィエロが最も期待が大きいのではないか?

いやしかし、今年は天皇賞(春)のフェノーメノ、宝塚記念のゴールドシップと、連覇の年という風にも見える。

ここでトーセンラーが勝ち、締めくくりはジェンティルドンナがジャパンカップ3連覇という流れもあるのではないか?

少し、話が予想とは関係のないところへ逸れてしまったので、近年のマイル路線に話を戻すと、

近年のマイル路線はロードカナロアやトーセンラー、ジャスタウェイ、サダムパテック、エイシンアポロンなど、中距離や短距離組から参戦した馬が勝利している。

今年はそういった勢いのある大物はあまりいないが、トーセンラー、ロゴタイプ、タガノグランパあたりが中距離で結果を残してきた馬。

元々の実績を考えるとグランデッツァやワールドエースもそうかもしれないが、

果たして今年こそマイル路線の馬が別路線の馬を蹴散らす絵が見られるのだろうか?

2014年11月16日日曜日

エリザベス女王杯 レース回顧 ニジンスキー、ヌレイエフ、キングマンボ

こんばんは


エリザベス女王杯勝ったのはこれまた重賞未勝利馬のラキシス!!

道中は内で脚を溜め、先に抜け出したヌーボレコルトを見事に差し切った。


レースタイムは2:12.3 重馬場だった昨年、一昨年を除くと、そんなに速くない。

2007 2:11.9 ダイワスカーレット
2008  2:12.1 リトルアマポーラ
2009  2:13.6 クイーンスプマンテ
2010  2:12.5 スノーフェアリー
2011  2:11.6 スノーフェアリー
2012  2:16.3 レインボーダリア
2013  2:16.6 メイショウマンボ

レースの上がり3Fが34.1秒

そしてなんといってもその内訳が11.5-11.3-11.3

スローでもペースが上がるところがあるものですが、今回のレースは残り3Fでペースがようやく上がり始めたというレース。

先行馬しか馬券にならないレースという風に書きましたが、今回は位置取り以上に上がり3Fのタイムを持っている馬という条件も必要だったのでしょう。

持久戦に持ち込めば...というタイプは最後まったく伸びてないように、メイショウマンボやレッドリヴェールやヴィルシーナは33秒前半の時計は出せない訳ですから、展開に泣いたという見方もできるでしょう。

まったく伸びていないように見えたメイショウマンボは終始外を回り、最後は34.8で伸びているのですから、馬のデキ云々ではなく思ったより上がらなかったペースに敗因があるのではないでしょうか?

終始完璧な位置取りで勝ちパターンに見えたヌーボレコルトですが、最後はまたもディープ産駒にキレ負けた。以前から切れ者というイメージはなく、京都よりもパワーのいるコースに適性があるように思える。ハーツクライ産駒はなかなか京都では勝てない。

3着は母と同じ順位となったディアデラマドレ。一番のキレ者であるのは皆の知るところでしょうが、4角での俊敏な動きは他の馬が止まって見えるほどで、あのポジションから3着ならばこのレースでは上手くハマった方だろう。14-14-12-12の通過順ではエリ女を勝つのは難しい。枠の問題もあるが、勝つならフーラブライドやラキシスの枠が欲しかったところ。

ちなみに2010年から5年連続で3着にキングマンボを持った馬が入っている。そのうち4頭はキングカメハメハ産駒。昨年は3着キンカメ流しをしたくらいだ。来年も憶えておきましょう。

4着フーラブライドも完璧な立ち回りで内々でロスのない競馬だったが、ゴールドアリュールとキンカメの瞬発力勝負なら結果は見えていますね^_^;
もう少し流れて欲しかったか。

逃げると思われたヴィルシーナはサンシャインにハナを切られてしまったので、いつものようにレースをコントロールすることはできず、見せ場なし。この馬も爆発力に欠けるタイプなので直線だけの競馬では怖くない。

終わってみれば


ロベルトの連勝は終わりましたが、リピーターでニジンスキー持ちのラキシスが勝ち、ヌレイエフ持ちの2,3着。キングマンボが3着におさまるといういつものエリ女となりました。

▲→○→無→△


ということで個人的な馬券は▲ラキシス→△ヌーボの渾身のワイドがクビ差でこぼれ落ちましたm(__)m


また来週^_^;


エリザベス女王杯 叩いて上昇!連覇達成か!?

http://honmei-aruku.blogspot.jp/2014/11/blog-post_16.html

エリザベス女王杯 叩いて上昇!連覇達成か!?

今年のエリザベス女王杯は豪華メンバーが揃った。

オークス馬ヌーボレコルト筆頭に3歳馬vs昨年の覇者メイショウマンボや2着馬ラキシスなどの古馬が挑むという構図だろうか。

過去10年のうち半数を3歳馬が勝つというのは斤量の恩恵も大きいのだろう。

当然ヌーボレコルトを軽視することは出来ないが、特別、瞬発力に長けるタイプでもないだけに勝ちきれない可能性も十分に考えられる。

展開はヴィルシーナがスローに落とす可能性が高く、それならば昨年より気楽に動けるメイショウマンボが、昨年の再現と言わんばかりに自分のペースで仕掛けやすいだろう。

休み明けは動かないが、叩けば一変するタイプ。私が重視する注目血統であるヌレイエフ、ニジンスキー、ロベルトを全て持っているのもメイショウマンボ。

最後は内から抜け出すヌーボとマンボの叩き合いになり、ヌーボの後ろからラキシスやフーラブライドが突っ込んでくる絵が想像される。

◎メイショウマンボ
⚪︎ヌーボレコルト
▲ラキシス
△フーラブライド
△ヴィルシーナ
△ショウナンパンドラ


エリザベス女王杯 注目血統と先行馬

2014年11月14日金曜日

エリザベス女王杯 注目血統と先行馬

前回の展開話の続きです。

エリザベス女王杯 雑感 位置取りによっては…

前走4角通過順10番手以内の馬

キャトルフィーユ
コウエイオトメ
グレースフラワー
サンシャイン
ショウナンパンドラ
メイショウマンボ
ブランネージュ
フーラブライド
ホエールキャプチャ
ラキシス
ヴィルシーナ


この中で予想オッズ1〜10番人気の馬

ショウナンパンドラ
メイショウマンボ
フーラブライド
ラキシス
ヴィルシーナ

早くも5頭に絞られましたね。

この中でエリザベス女王杯の注目血統である、ヌレイエフ、ニジンスキー、ロベルトを持っているのは!?

ロベルト
メイショウマンボ

ヌレイエフ、サドラーズウェルズ
メイショウマンボ
ヴィルシーナ
フーラブライド

ニジンスキー
メイショウマンボ
ラキシス
フーラブライド

ここで重視する血統を全て抱えているメイショウマンボを昨年は本命にしましたが、スローでも自分から動いて…という競馬が今年もできるのかがポイントですね。


注目馬

メイショウマンボ(ロベルト、ニジンスキー、ヌレイエフ、昨年1着)
フーラブライド(ヌレイエフ、ニジンスキー)
ヴィルシーナ(ヌレイエフ、スロー逃げの得意パターン?)
ラキシス(ニジンスキー、昨年2着)

2014年11月13日木曜日

エリザベス女王杯 雑感 位置取りによっては…

今年のエリザベス女王杯は大混戦。2014年の重賞勝ち馬とG1連対馬が13頭も出走。

出走馬の数が揃わない年はオープン馬でなくとも出走できるくらいのレースでしたが、今年は楽しみな一戦となりそうです。

まず注目の筆頭はオークス馬ヌーボレコルト。牡馬一級戦と互角に渡り合えるハープスターと互角に渡り合ってきた馬ですのでここでも実力は最上位でしょう。少しの不安材料はハーツ産駒の京都の勝率の悪さ。京都で重賞を勝ったのはカポーティスターのみなんです。

次点となるのは昨年の覇者であるメイショウマンボ。今年は牡馬相手に活躍が期待されたが、期待されたような結果は残せず、昨年ほどの勢いは感じられない。前走の京都大賞典は大幅なプラス体重だったので状態の上向きが期待される。

エリザベス女王杯は基本的に1.2番人気の信頼性が高いレースですので、上記2頭を無視することはできません。

また、10番人気以下の人気薄はなかなか絡まない傾向にあるので、基本的には人気馬から入りたいですね。

もうひとつのポイントは昨年からのリピーターが多く活躍がする舞台でもあります。

3年連続で掲示板に載る馬も少なくありません。

昨年の1着〜5着は
メイショウマンボ、ラキシス、アロマティコ、トーセンアルニカ、デニムアンドルビー5頭とも登録しています。
一昨年の1〜5着馬はヴィルシーナ。

昨年は2〜4着が重賞未勝利馬。一昨年は1.3.4着が重賞未勝利馬。ハイレベルとは言いづらいメンバー構成でしたので過信は禁物でしょう。

展開については年によっては大逃げする馬がいたり、でレースラップを見るだけではわかりにくいですが、落ち着いたペースとなりやすく、先行馬が残る事が多いです。昨年のデニムアンドルビーのように後方から大外を回して間に合う展開にはないようです。

さらに今年は逃げ馬が不在ですので、ヴィルシーナに逃げられて極端なスローになるかもしれません。

前が残りやすいレースで極端なスローならば軸馬の選定には先行馬を選びたいですね。4角9番手以内が好ましいです。近年4角10番手から差し切ったのはエリザベス女王杯を連覇きたスノーフェアリーしかいないので、後ろの馬は疑った方がいいのかもしれません。

ヴィルシーナが逃げた時はテン36秒以上となり、どこかで1F13秒台に落とし中緩みの展開をつくる。

秋華賞、宝塚記念ではすんなり逃げ、後方からでは届かない展開に持ち込んでいる。

前走10番手以降の馬

アロマティコ
スマートレイヤー
オメガハートロック
サングレアル
ディアデラマドレ
デニムアンドルビー
ヌーボレコルト
レッドリヴェール

展開と位置取りによっては有力馬も疑う余地がありそうです。

2014年11月11日火曜日

アルゼンチン共和国杯 レース回顧

アルゼンチン共和国杯

2:30.5  30.4-47.3-38.1-34.7(11.3-12.0)

ラップタイムを見ると前半なかなか速いペースで飛ばしたようにも見えますが、デスペラードが単騎で後続を離して逃げた分ですので、後続は平均ペースよりゆったり流れていました。
時計は平凡でしたが、フェイムゲームは3角あたりで内から得意の小足で捲りにかかり、4角では7番手につけた。直線半ばで外へ持ち出し粘るクリールカイザーを残り100mあたりで交わし2馬身半の差をつけ優勝。

これは勝負のポイントに挙げた4角の通過順2〜8も満たしており、ハーツクライ産駒ですので、注目の血統だったトニービンを持っていました。3角から捲った同馬はロングスパートでバテないスタミナと内から抜け出せる器用さを証明する内容で、G1でも展開によってはダークホースになるかもしれません!

2着に入ったクリールカイザーもHalo、ディクタス、ノーザンテーストなどフェイムゲームとよく似た血を持っていました。こちらは2番手追走し、前々で粘りを見せました。

3着のスーパームーンは5番手追走。ゴール前ではジリジリ足を伸ばし鼻差、アドマイヤケルソを凌ぎました。ブライアンズタイム×サドラーズウェルズですので、重厚でスタミナのありそうな組み合わせ。

トニービンを持つ馬は1.4.5.6着
ロベルトを持つ馬は3.5着

※アドマイヤケルソは予想分にトニービンを持っていることを書くのを忘れていました(^_^;)

通過順も4角2〜8番手の馬で独占。

◎無⚪︎△△で決着となりましたが、大筋の血統も通過順のポイントも納得のいく結果になったと思います(^^)

2014年11月9日日曜日

アルゼンチン共和国杯 予想 長丁場の小足使い

迷った末に

先行馬有利なレースではあるけども逃げ馬不在のスローが濃厚。

全体的にレベルは低いので難しいが、ダイヤモンドを捲り切った◎フェイムゲームは本来小回り向きの小足使いだが、早めに捲って4角では既に5〜8番手くらいにつけられそう。前々でビュンとキレるようなタイプがいないだけにここは差しタイプを軸に⚪︎スーパームーンのようなズブい先行馬を相手にする。ここは馬場が渋ったほうが歓迎だろう。
トレイルブレイザー、ルルーシュが勝ったようにゼンノロブロイ産駒には相性のいいコース。△ネオブラックダイヤにも印をまわす。

人気の▲ホッコーブレーヴはこの枠なら後ろから大外一気も考えられ、食い込んでも3着ではないかという見立て。


◎フェイムゲーム
⚪︎スーパームーン
▲ホッコーブレーヴ
△ラブリーデイ
△デスペラード
△ネオブラックダイヤ
△アドマイヤケルソ

アルゼンチン共和国杯② ラップタイムと通過順

アルゼンチン共和国杯① 血統

2014年11月7日金曜日

アルゼンチン共和国杯② 展開と通過順、今年の注目馬は?

過去のレースのラップタイム

2007 2.30.9 29.8-48.4-37.5-35.2 (78.2-72.7)
2008 2.30.8 30.0-48.2-36.5-36.1 (78.2-72.6)
2009 2.30.9 30.8-49.4-36.0-34.7 (80.2-70.7)
2010 2.30.9 28.9-48.5-36.6-35.8 (77.4-72.4)
2011 2.31.5 30.1-49.9-35.8-35.7 (80.0-71.5)

2012 2.29.9 29.0-49.6-36.8-34.5
(78.6-71.3)
2013 2.30.9 29.9-49.6-36.2-35.2
(79.5-71.4)

過去の勝ち馬と通過順
2007 アドマイヤジュピタ 3-3-2-2
2008 スクリーンヒーロー 5-5-5-5
2009 ミヤビランベリ 1-1-1-1
2010 トーセンジョーダン 7-8-8-8
2011 トレイルブレイザー 6-6-6-4
2012 ルルーシュ 3-3-2-2
2013 アスカクリチャン 10-9-7-8

勝ち馬は1〜8番手の馬から出ています。先行できる馬から今年も有力馬を探してみましょう。

今年の前走の通過順2〜8番手

アドマイヤケルソ
サイモントルナーレ
サイレントメロディ
スーパームーン
デスペラード
ネオブラックダイヤ
ホッコーブレーヴ
ラブリーデイ
リキサンステルス

この中から7歳以上を除くと

アドマイヤケルソ
スーパームーン
デスペラード
ネオブラックダイヤ
ホッコーブレーヴ
ラブリーデイ
リキサンステルス

この中でトニービンを持つ馬は

デスペラード、ラブリーデイ、リキサンステルス

ロベルトを持つ馬は

スーパームーン、ラブリーデイ

今回のメンバーはこれといった逃げ馬が不在。スローすぎる年の勝ち馬はG1に直結していませんが、ラブリーデイのような回転の速いタイプが抜け出してくるかもしれませんね。

アルゼンチン共和国杯 雑感

2014年11月5日水曜日

アルゼンチン共和国杯 雑感

今週はアルゼンチン共和国杯ですね。

少し前はG1に直結する出世レースだったのですが、ここ数年はG1勝利馬は出ておりません。

2007年 1着アドマアヤジュピタ 天皇賞(春)
2008年 1着スクリーンヒーロー 天皇賞(秋)
2着ジャガーメイル 天皇賞(春)
2009年 2着アーネストリー 宝塚記念
2010年 1着 トーセンジョーダン 天皇賞(秋)

残念ながら2011年以降はG1馬は出現しておりません。

これは馬場の高速化が影響しているとも考えられますし、G1でもスローペースの切れ味勝負というレースが増えたせいかもしれません。ディープ産駒の出現も関係あるでしょうか?

しかしこのレースで押さえるべき血統というのはそこまで変わっておりませんので、まずはこのレースを取ってからG1へと弾みをつけましょう!

まず出世馬が出やすいということで、すでに出世している馬はだいたい天皇賞(秋)に出ます。

よって実績ある高齢馬が出走してきても、G1では勝負にならない馬であることが多く、若い馬を買う方が賢いかもしれません。

近年絡んだ7歳以上の馬はオウケンブルースリとコイントスのみです。

よほど適性がない限り切ってもいいのではないでしょうか?

出走予定の7歳以上馬

サイレントメロディ
サイモントルナーレ
スマートギア
セイクリッドバレー

今年は有力馬がいませんでしたね(^_^;)

また、後にG1馬に出世した馬たちが持っていたトニービン、ロベルトの血にも注目です。

トニービンを持つ馬
デスペラード
フェイムゲーム
ラブリーデイ
リキサンステルス
モビール

ロベルトを持つ馬
スーパームーン
マイネルジェイド

※7歳馬以上馬は省略

2014年11月4日火曜日

天皇賞(秋) レース回顧

馬場は稍重に近い良馬場というコンディション。

ゲートが開くと一番いいスタートを切ったのはジェンティルドンナで、想定通りカレンブラックヒルがハナを切り、外からマイネルラクリマ、内にジェンティルドンナが続いた。

15番枠のイスラボニータはスタート直後に無理ににポジションを取りに行かず、向こう正面でそっと前につけた。あの枠でこのポジション取りはパーフェクトだろう。
そこからジェンティルドンナをマークする形でぴたっと外につける。

その後ろにエピファネイアという位置。

そしてフェノーメノはややスタートが悪く、13番手の外というポジションとなった。

レースは36.4-48.7-34.6というラップを見ればわかるように、後傾ラップとなり、上がりがモノを言うレースとなった。こういうレースになると前につけた馬やディープ産駒などのキレるタイプの馬に部がある。

直線まず先頭に出たのはイスラボニータで、ルメールも馬の反応が速すぎて驚いたのではないかと言われていますが、追い出すとすぐにスッと反応するのがこのイスラボニータで、これがテン乗りの難しさでもあるのでしょう。

ジェンティルドンナは一旦先頭を譲りますが、そこから回転の速さで盛り返す。

高速馬場とはなりませんでしたが、結果的にスローになったので、上がり2Fが11.3-11.9というジェンティルドンナの得意パターンとなりました。

いつもなら完全なる勝ちパターンなのですが、一頭だけ凄い脚で突っ込んできたのがスピルバーグ。ビュンとキレるタイプではないのですが、追えば追うほど伸びる持続性の末脚の持ち主で、東京は(6.2.2.1)とダービー以外は全て3着内というパーフェクトぶり、全兄のトーセンラーもきさらぎ賞勝ちからしばらく重賞を勝てませんでしたが、G1初制覇は同じく5歳の秋マイルチャンピオンシップ。早い段階から素質を垣間見せながら、着実に成長していくというところがこの兄弟なのでしょう。

5歳の秋の牝馬は…と疑ってしまいましたが、全く問題ない走りでしたね。
結果的に勝てなかったということで、ゴメンしてもらいましょう。笑

エピファネイアは上がり3F34.1秒と今ひとつ不完全燃焼に見えましたが、序盤折り合いを欠いたのと、休み明け、また一瞬の反応に欠けるというのはいつも言っていますが、そう言う差が出たレースだったのかもしれません。休み明けでもしっかり走ったジェンティルを褒めるべきで、これは仕方ないですね。

イスラボニータは負けて強しの内容で、枠は言っても仕方ありませんが、直線早く出過ぎたのと、パワーを感じる馬ではないため、時計のかかる馬場よりももっと高速馬場向きにも見えました。

そして最後に本命のフェノーメノはスタートが悪く、元々惰性で流れ込む先行馬なので、13番手の外というのは歓迎されるポジションではありませんでした。それよりも、まず馬が動かない状態だったのが全てですね。歳のせいか休み明けは動きにくいのかもしれませんね。叩いた次走に期待しましょう。

2014年11月2日日曜日

(天皇賞・秋) 鞍上の信頼と抜群の自在性で偉業達成なるか!?

天皇賞・春秋制覇達成か!?

雨も上がり、府中は良馬場開催。
皐月賞馬イスラボニータ、6冠牝馬ジェンティルドンナ、天皇賞春秋制覇を狙うフェノーメノ、昨年の菊花賞馬エピファネイア。
4強の様相を呈してきたが、やはり実力的に抜けている存在はいないと考える。

メンバー構成からは決して速くは流れない展開となりそうだが、スローの決め脚勝負が不利に働く有力馬はおらず、馬のデキがものを言いそうだ。

その点セントライト記念を一戦使ってきたイスラボニータは他馬より仕上がりでは上だろう。

なおかつ成長の度合いを考えると3歳の秋はまさに成長のピークである可能性が高い。
そして、総じて晩成であるステイゴールド産駒フェノーメノ、シンボリクリスエス産駒エピファネイアにはなんら5歳、4歳の秋は不安材料にはならない。

しかし牝馬の5歳となれば話は別だ。ジェンティルドンナは2歳から牡馬相手に重賞を戦ってきており、休み明けの安定感が徐々に低下してきた感は否めない。名牝、ブエナビスタやウオッカも5歳の秋は安定感を欠いたもので、5歳牝馬の秋はやや疑ってみるのも一考。
ここは△に留める。

そして唯一外枠を引いたイスラボニータもスタートで無理をするようなことがあれば伸びあぐねる可能性もなくはないが、直線で追い比べた時のダイナミックなフォームは追い比べた時に非常に心強い。外枠を考慮して○対抗とする。

エピファネイアは小回りの立ち回りも上手いが、本来外回り向きの中距離馬。ここは得意舞台の一つだが、今年の春は安定感を欠いた印象があり、スローペースだった大阪杯でもキズナに一瞬の反応で置かれるなど、まだまだ隙が見られる。ここは▲まで。

そして、一瞬の脚やパワーで勝るとは言えないが、立ち回りの上手さと鞍上との息が一番なのはフェノーメノで、内(ジェンティルドンナ、エピファネイア)と外(イスラボニータ)両方を見ながら競馬できる強みもある。
休み明けは仕上げ次第というタイプで、しっかりやれば動くタイプ。東京もダービー2着。天皇賞(秋)2着。と申し分ない。ともに速いペースではなく、今回の展開ともリンクしそうである。

メイショウサムソン以来の天皇賞・春秋制覇はこの馬が達成するのではないか!?

そして、天皇賞特有の外から豪快に差してくる穴馬は、今年の展開では可能性が低いと考える。

考えられるのは内から抜け出すシーンで、末脚のキレるデニムアンドルビーかスピルバーグといったところではないか。


◎フェノーメノ
○イスラボニータ
▲エピファネイア
△ジェンティルドンナ
△デニムアンドルビー
△スピルバーグ

天皇賞・秋 スローペースと枠と脚質から考えられる勝負圏内の馬