2018年12月23日日曜日

2018年 有馬記念

1 年ぶりの更新となります。
有馬記念の更新は毎年恒例となっておりますので、お付き合い下さい。

さて、早速予想に入りますが、有馬記念を予想するにあたって、まずはペースから予想したい。逃げ馬に注
目する。

有馬記念は特に逃げ馬のペースによって、馬券になる馬の位置取りや血統に隔たりがあるからです。
目安として1000m 通過タイムから検討します。

1000m 通過タイムが 60 秒以内の年は 2008,2009,2012,2013,2016

1000m 通過タイムが 60 秒以上の年は 2010,2011,2014,2015,2017
半々くらいに分かれます。

1000m 通過タイムが 60 秒以内の年は、よりタフな展開でスタミナが求められるためステイゴールド産
駒やトニービンの血を持つ馬が好走しています。
2013 オルフェーヴル(ステイゴールド)、ウインバリアシオン(トニービン)、ゴールドシップ(ステイゴールド)
2012 ゴールドシップ(ステイゴールド)、オーシャンブルー(ステイゴールド)、ルーラーシップ(トニービン)
2009 ドリームジャーニー(ステイゴールド)、エアシェイディ(SS×ノーザンテースト)
2008 アドマイヤモナーク(トニービン)、エアシェイディ(SS×ノーザンテースト)
2016 年はマルターズアポジーが単独で逃げたが皇族はスローだったため、②に含める

今年の出走馬では
オジュウチョウサン(ステイゴールド)
パフォーマプロミス(ステイゴールド)
ミッキースワロー(トニービン)
キセキ(トニービン)
シュヴァルグラン(トニービン)

逆に 1000m 通過タイムが 60 秒以上かかるの年は機動力があり瞬発力とパワーを兼ね備えた馬。先行内枠の
馬が好走しています。この展開に適性のある血統はキングマンボ系やダンチヒを持つ馬。
2017 クイーンズリング(ダンチヒ)
2016 サトノダイヤモンド(ダンチヒ)、ゴールドアクター(ダンチヒ)
2015 ゴールドアクター(ダンチヒ)、
2014 ジェンティルドンナ(ダンチヒ)、トゥザワールド(キングマンボ)
2011 エイシンフラッシュ(キングマンボ)、トゥザグローリー(キングマンボ)
2010 トゥザグローリー(キングマンボ)
このような隔たりがあります。

今年の出走馬では
レイデオロ(キングマンボ)
モズカッチャン(キングマンボ)
ブラストワンピース(キングマンボ)
ミッキーロケット(キングマンボ)
サクラアンプルール(キングマンボ)
クリンチャー(ダンチヒ)
サトノダイヤモンド(ダンチヒ)
キセキ(ダンチヒ、キングマンボ)

今年は天皇賞・秋、ジャパンカップでも逃げて結果を出したキセキがいます。ほぼ間違いなくキセキが逃げ
るはずです。

キセキの逃げは前走ジャパンカップでは 1000m 通過 59.9 秒。天皇賞・秋では 59.4 秒。すんなり逃げれば 1000m60 秒を切るペースで逃げる。と決め打ちたいと思います。中間で極端に緩めないのがキセキと川田のコンビの乗り方なので、ミドルペースで淡々と流れるのではないかと思います。
そうなるとステイゴールド産駒やトニービンといった血統を重視したいです。

ステイゴールド産駒のパフォーマプロミスは 2500m の距離や中山にも実績がある。また枠順も 3 5 番を
確保できたのも大きい。そして典型的な冬馬であることもプラス材料。

母父がジャングルポケットでトニービンを持つミッキースワローはトーセンジョーダンと 34 同血。スタミナに富んだ血統で、AJCC2着、セントライト記念1着の実績からも中山適性は高い。

シュヴァルグランは実績も実力も十分であるが、815番と枠順に嫌われてしまった。

キセキはスタミナがあり強い馬であるが、秋 4 戦目ですべて輸送。前走はレコードの 2 着で反動が心配で
ある。また広いコース向きの走りに感じるため、前走からの上積みはない

基本的にはこのパフォーマプロミスとミッキースワローを重視したい。

ダービー、天皇賞・秋を勝ったレイデオロは今年のメンバーでは格上の存在。中山実績もあり、ローテーションにも余裕がある。距離は多少長いかもしれないが、今年のメンバーならば当然中心視するべきだろう。

23番の好枠を引いたモズカッチャン。鞍上にMデムーロを迎えられたのは大きい、叩き良化型、内を上手にさばく牝系でステファノスなどが近親にいる。

モズカッチャンと父ハービンジャー、母父キングカメハメハのブラストワンピースは器用さに欠けるが、末脚は強烈。ダービー、菊花賞は共に5着で、ハマれば面白い。

ミッキーロケットは宝塚記念を制した馬だが、好走パターンが決まっている。上がりがかかるレースだ。
ミドルペースで流れればチャンスはある。

好枠を引いたクリンチャーはパワーと機動力は最右翼だが、叩いて調子を上げるタイプで、凱旋門賞から直行というのは状態面で心配な面があるため、ヒモまで。


◎レイデオロ
モズカッチャン
パフォーマプロミス
△ミッキースワロー
△ミッキーロケット
△ブラストワンピース
△クリンチャー


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